誇り高き魂【JOJO3部】【空条承太郎】【花京院典明】
第4章 出発▷▶︎▷▶︎戦闘(タワーオブグレー戦)
人の舌を好んで食いちぎる虫のスタンド使いがいる…?
絶対こいつでしょ!?虫じゃないの…?スタンドか…ホッとした。
いや、まさかジョースターさんやアヴドゥルさんまで私を奇怪な目で見つめてきた。スタンドとわかればケロッとした私をそう思うのはわかるがもう少し隠して欲しい。普通に傷つく…わ。
なんて馬鹿なことを考えているとクワガタスタンドは星の白金の速度を上回った…。これで確実にスタンドだと絞れる。アヴドゥルさんも典明くんも同意見のようだ…!
しまったッ!と空条くんから漏れる…。いや、スタンドかもしれないが声が同じなので判別がつかない…。彼のスタンドの手のひらを貫いてクワガタは舌を引き抜こうとする…。何も、またしても何も出来なかったっ!!これじゃお荷物じゃあないかっ!何か、何か役に立てる方法を考えろっ!!
だが、星の白金はクワガタを咥えて離さない。
歯で捕まえたのだ。
やっぱり、空条くんは凄い…!!
「やっぱりヤツだ!… タロットでの"塔のカード"!…破壊と災害…そして旅の中止の暗示を持つスタンド…
"灰の塔"!」
というアヴドゥルさんの発言により、敵の名前が明かされた。
灰の塔にまつわる話を聞いたのだがひどい…。人をなんとも思ってない人ができるような…とにかく酷い。私は今どんな酷い顔をしているだろうか?怒ってもいるし、悲しんでもいるし…。初めてゴーヤを食べた時みたいな表情かな…?
オラオラの掛け声と共に星の白金のラッシュが繰り出される。初めてまともに見たけど、早すぎて怖い。そして重そう。多分食らったらひとたまりもない…とんでもない未来が見える。だが、これは敵に向けられた攻撃…!!つまりは相手がひとたまりもないってこと!!
だが、あろうことか灰の塔はするりとかわした……。そして相手は私たちを煽る…。10丁の銃…?弾丸じゃスタンドを倒せないからそんなことはしないけど…?「もっとも 弾丸でスタンドは殺せぬがな」...........不覚!心を読まれたようでなんとも言えない気持ちだっ!!傍らにコンパクトにした鎌とアズを出す…。
灰の塔は私を狙おうとしたみたいだが、アズを見て標準を変えた。
否、乗客の方へ行った…。
4、5列の乗客の舌を座席を突き抜けるようにして引き抜き……壁に書く…。
"masaqwuru"…意味は皆殺しだ…。
