誇り高き魂【JOJO3部】【空条承太郎】【花京院典明】
第2章 誇り高き魂
誤解が解けてホッとしたのも束の間、空条承太郎さんは彼の祖父の居場所を聞いている。アブドゥルさん?と一緒に茶屋にいるらしい。
歩き出した彼について行くと突然止まり、彼が振り返った。
「おい 今朝はあまり顔色がよくねーぜ 元気か?」
意外……。もしかしたら空条承太郎さんは優しいのかもしれない。そんな彼からの気遣い?に元気をもらったのか、彼の母親は「イェーイ♡ファイン!サンキュー!」と返していた。明るい人だなぁ……。
「フン」といい、また歩き出した彼に私もついて行く。彼の祖父とアブドゥルさんとはどういう人なんだろうか。そもそも彼、空条承太郎も気になる。JOJOと呼ばれているし、シーザーちゃんから聞くJOJOと関係あるのだろうか?ただあだ名が同じだっただけなのだろうか?花京院典明さんが私を生け捕りにする件も聞きたい。私はきっと、もう彼らにとって部外者ではないし、私にとっても彼らは部外者では無いだろう。
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「だめだなこりゃあ」
花京院典明さんは横にされていて、空条承太郎さんの祖父さんに見られていた。
「手遅れじゃ こいつはもう助からん あと数日のうちに死ぬ」
そ、そんな酷い怪我じゃないってさっきその空条承太郎さんに確認とったけど……?やっぱり酷い怪我だったのかな……。
「承太郎…おまえのせいではない…」
良かった、彼が殺人犯にならなくて。せめてもの勝手な私の願いだけど……。では、原因はなんだろうか?
「見ろ…この男がなぜDIOに忠誠を誓いおまえを殺しに来たのか…?理由が…ここにあるッ!」
理由……?私も促され空条承太郎さんの祖父がかきあげた花京院典明さんの額を見ると。
『うっ……気持ち悪い……』
「なんだ?この動いているクモのような形をした肉片は?」
わ、私虫が苦手だからクモに例えられたら余計、気持ち悪い……。
『ママミーヤ……虫には例えて欲しくないです……』
「……」
めっちゃ無視されてる……そりゃ、庇わなかった私が悪いけど!!
そしたら、アブドゥルさんが言う。
「それはDIOの細胞からなる"肉の芽" その少年の脳まで達している このちっぽけな"肉の芽"は少年の精神に影響を与えるよう脳にうちこまれている!」
そんなこともできるんだ、関心しないけど。
