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誇り高き魂【JOJO3部】【空条承太郎】【花京院典明】

第2章 誇り高き魂




「な……なんてパワーのスタンドだ」

私を拘束していた彼、花京院典明さんからそう聞こえ、戦いは終わった様だ。

ヤワなスタンドじゃなかったおかげで助かった怪我をした彼、空条承太郎さんは女医の無事を確認し、騒ぎになるのを予想したので学校をサボるらしい。花京院典明さんを担いでディオのことが気になるようで聞くためだろう。こちらに来た。壊れたが花京院典明さんが入ってきて、先程私がほおり出された窓だった……。

「おまえにもついてきてもらう」

私の方を見たので私だろう。と言うよりも、ディオのことを聞かれるのだろう。大人しく、ついて行こう。

それっきり彼が話さなくなった……。もしかしてシャボン玉で庇わなかったこと怒っているんだろうか。私、戦闘初心者なので……。とりあえず謝っとこうか?

『あの……すみませんでした、庇えなくて。それと、ありがとうございました。その、花京院典明?さん大丈夫ですか?死んじゃったりしてませんか?』

首を横に振られたので、死んではないということだろう。そのまま何も話さないままに彼の向かう先へついて行った。貧血だからなのか、眠い。寒いのに……。

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「ここだ」

そう言われたお家、めっちゃでかい。戸惑いもなく彼は入っていくが、当たり前か。彼の家だし。私は恐る恐る彼の後を付いて行った。

「あ!今承太郎ったら学校であたしのこと考えてる♡ 今…息子と心が通じあった感覚があったわ♡」

ということは
言われなければ姉と勘違いしそうな彼女は空条承太郎の母ということだろう。きっと息子思いの素敵な母親なのだろう。

「考えてねーよ」という彼の返答に彼の母親は悲鳴をあげる。そりゃ、学校にいる息子が急に返事してきて、悲鳴をあげないわけが無い。

「じょ…承太郎!が…学校はどうしたの?そ…それに その その人は!血…血がしたたっているわ ま…まさか あ…あなたがやったの?」

「てめーには関係のないことだ」

随分冷たい返答だな。

「あら……女の子!?まあ!承太郎が女の子を連れてきたわ!彼女さんかしら!?」

あらぬ誤解を受けてる。そもそも、血だらけの男を担いだ息子が彼女を連れてくるって、痴情のもつれかなにかかな?って聞きたくなる展開だ。

「ち、違いますっ!!」

「あら、そう」
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