• テキストサイズ

【進撃の巨人】エルヴィンSS(By まりも)

第3章 『火照る身体』誰でもエルヴィンSS8月



♢♢♢
新しい陣形ではトーマスを索敵班へと配置した。特に含むところがあったわけではない。兵団の力、班のバランスなど考慮した結果これがベストだった。そして彼は帰らぬ人となった。
晴天の日が続いたことに安堵している自分がいる。泣いている姿も見ることはない。晴れていれば彼女は泣かない、そういう女だからだ。偶然にも雨の日は王都での仕事があり、多忙な日々と他兵団や貴族への根回しをしているうちに、どの季節でもどんな天候でも、部下のどんな表情でも、心は乱れなくなった。自分は公私共に調査兵団の団長になったのだ。

/ 41ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp