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【鬼滅の刃】予定調和【宇髄天元】

第21章 スルタンコラボ企画 〜睡蓮の昼寝〜





私はまだ、悪態しかついていない。
好きだなんて言ってない。

「…どこらへんが?」

バカにされたような気になって
私はしかめっ面…
泣きながら。

「全身から醸し出しているわ」
「目が恋してるし」
「泣きながら悪口言うなんて本気じゃないです」

…さすが、こんな所にいる女性たちだけあって
鑑識眼がおありのようだ。

「大丈夫よ、睦さん!
残りの2日、お化粧から誘惑の手口から
すべてお教えしますから」

「誘惑の手口ってなんですか…?」

雛鶴さん…なんて事を…。

「磨いて磨いて天元様をお迎えしましょうね!」

…遠慮したいです。













そうやって、わいわい楽しく過ごしていたら
あの3人の言っていた通り、
3日なんてあっという間だった。

部屋に籠りきりでなくなった私を、
ジャナは心から喜んでくれて
私はそれが嬉しかった。

雛鶴さんは、彼が帰ってきたら
舞いを見せてあげたらいいと言っていた。
でも、
今更そんなもの…。
踊れば昔を思い出す…
今とどっちがいいかなんて
私には測れないけれど、
惑わされるのは
嫌いなんだ…
……
















「睦!」

公務を終え、1番に向かったのは
愛しい女の元。
侍女のジャナに、
部屋にいると聞いて来たものの姿は見えず、
呼びかけても返事すらない。

あちこち探し回った末に
ようやく見つけたのは
中庭の真ん中だ。

噴水から伸びる水路の脇に寝そべって…
眠っているようだった。
指先を水路に浮かべて
もう片方の手には真っ白な睡蓮を
大切そうに包んでて

こいつ、また睡蓮を流して遊んでたな。

気温も高いし
灼熱の太陽が白い肌を焼いて…
……
焼けねぇのよね、こいつ。
日に当たっても赤くなってオワリ。

だがこんな所で無防備に寝て、
干からびてもつまらねぇし…。

「おーい、起きろ。帰ったぞー」

頬を、痛くねぇ程度につついてやるが
目を覚ますどころか、身動ぎひとつしねぇ。
安心しすぎじゃね?
…まぁその場を提供できてんのが自分かと思うと
それだけでも大満足だが。

俺の帰りを待ち侘びてたとかはねぇのかよ。
つれない女だねぇ…

日陰へよけようと睦を抱き上げる。
ふわりと浮いた感覚に
眠りの中だというのに
咄嗟に俺の胸に掴まった。



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