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【鬼滅の刃】予定調和【宇髄天元】

第21章 スルタンコラボ企画 〜睡蓮の昼寝〜





「…はい」

そんな話を、聞いたような気がする…
3方が懐妊しないから
私は注目されていた、みたいな話。

何気ない会話の中での一言だったし
特に気にも止めていなかったけれど…

「それが何か…?」

「おかしいなーって思いませんかー?
3人も妻がいて誰一人妊娠しないなんて。
何のための多妻なのか」

……

「…そういう意味なんですか?
権力の誇示かと思ってました」

失礼な事もすんなり口をつく。
安心して言えてしまうのは
この人たちが常に自然体だからだ。
悪意や邪気は微塵も感じない。

「あはは!それもあるかも?
でもここの王様は早く孫の顔を見たがってるんだ」

「そう、なんですか。……」

じゃあどなたか、
早くご懐妊されるといいですね、
……とは言えなかった。
そんな心の余裕はない。
かと言って、この人たちを差し置いて自分が…
なんて、そんな気にもサラサラなれなかった。

「ここの関係はね、少し複雑なのよ?
天元様自身、睦さんにすら内緒にされている
トップシークレットですよ?」

「…えぇ?」

含みのある言い方。
わざとわからせないような
もったいの付け方をされて
もどかしい気持ちになる。

私にも内緒?

「何の事ですか」

「この後宮は愛に溢れた花園です。
ただその愛は、慈愛というか…
家族愛のようなものでね?
恋愛や愛欲とは程遠いわ」

「………はい?」

首を傾げた私を見て
楽しそうに3人は笑った。

「私たちは妻という立場でありながら
愛や恋に溺れているわけではないという事よ。
まぁ…オトナですから…
そういう欲を満たす事もあるけれど」

「え″ぇっ⁉︎」

あるんじゃん‼︎

「まぁまぁ、それはそれって事だ」

なにそれ!

「そっそういうコトしてたら、
気持ちも傾いたりとか…
するモノなんじゃないんでスか⁉︎」

「わぁ…すごく純粋な方が来ましたねぇ…」

須磨さんですらこんなだ。
やっぱり私がおかしいんだ。

そう思って頭を抱えた私に、

「…天元様は私たちに
何を強いる事もありませんでした。
ただ私たちの抱えている問題を解決する手段として
婚姻関係を結んで下さったの」

雛鶴さんは優しく私の肩に手を置いた。

「それは……」

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