• テキストサイズ

【鬼滅の刃】予定調和【宇髄天元】

第21章 スルタンコラボ企画 〜睡蓮の昼寝〜





…普段から化粧をする習慣はない。
でも、すべきだったのかな。
今更だけど。
でもジャナだって何も言わなかったし…

「…睦さん?
気分が優れない?」

黙り込み、諸々をジャナのせいにしかけていた私は
雛鶴さんに話しかけられて
ハッと我に返った。

「あ…い、いえ…大丈夫です」

恐縮して縮こまった私を

「そんなに畏まらなくていいんだよ?
いじめたりしないからさ」

「えー?絶対にまきをさんが怖いんですよ。
すっごい圧かけてくるんですからー」

須磨さんの言葉に
まきをさんはもの凄い目で睨みつけた。
びくっとすくみ上がった須磨さんは
私の肩にすすっと隠れてしまう。

「まきをも須磨も、もうやめてちょうだい。
せっかく睦さんが来てくれたのよ?」

しきりに私を気遣ってくれる雛鶴さんに
だんだんと申し訳なくなってきて、
私はちゃんと話をする事を決めた。

「あの…お誘い戴いてありがとうございます。
それと、…今までのご無礼をお許しください。
卑しい身分の、一介の女です…どうか…」

そう言って頭を下げる私を
3人は慌てて止めた。

「ちょっと待ちなよ。
そんな事をする必要はないんだ」

「そうですよー!こんな綺麗な人つかまえて
卑しい身分だなんて…
そんな言い方いけませんよー?」

2人が口々に慰めの言葉をかけてくれる中、
雛鶴さんが

「天元様が国をお離れになって
お淋しいのでしょう?大丈夫、この…」

そこまで言って、美しい装飾の小皿を差し出した。

「クッキーを食べれば
たちまち元気になりますよ?
私が睦さんの元気が出るよう
まじないをかけたので…」

そう言ってにっこり微笑まれると、

「まじない……」

本当にそんなことがあるのか…
いや、あるわけない。
でもこの人が言うと冗談や軽口には聞こえなくて
まじまじとそのクッキーを
食い入るように見つめてしまった。

その様子に、くすっと優しい笑いを洩らし

「美味しいものを食べて、
元気に過ごしていれば
時なんてあっという間に過ぎますよ」

パッと見上げた私と目を合わせて
励ましてくれる。

それを聞いて、ある疑問が浮上…。

「…私、そんなふうに見えましたか…?」

それから、

「皆さんは、お淋しくはないのですか?」



/ 2219ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp