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【鬼滅の刃】予定調和【宇髄天元】

第21章 スルタンコラボ企画 〜睡蓮の昼寝〜





私の背中に手を添えて
『みんなで遊ぶ場所』へと案内された。

高いドーム型の天井。
それを支える何本もの柱は
信じられない事に
アラベスク模様がレリーフされている。
あまりに美しくて
歩きながらそこにばかり目が行ったほどだ。

真ん中に設置された豪華なソファセット。
そこに座るよう促され
素直に腰掛けると、
自分の体重の分だけ
体が深く沈み込み…

「うわぁ、ふっかふか!」

ご丁寧に感想を口にしてしまった私を、
まだ座っていなかった3人が見下ろした。
視線を感じ、そろりと見上げると、
3人が3人とも
微笑ましげな顔をしている。

…なんだろう。

「……あの…?」

急激に不安に襲われて
おそるおそる声を上げると

「あ、…ごめんなさい!」
「ちゃんと反応してくれるんだなーと思って…」
「可愛らしい方で安心しましたー!」

三者三様の反応…。
やっぱり私を憎らしくは思っていないようだ。

「さぁ、遠慮せず
どれでも好きなものを食べてね」

少し話し方を崩して
優しく微笑む雛鶴さん。
何だか心を砕いてくれたように感じて
…嬉しかった。

「そうそう。甘いものは好き?
ほら、このタルトなんか美味しいよ?」

ひと口大の色とりどりのタルトが
お皿に整然と並べられている。
私の目が輝いた事に気がついたのか、

「あー!好きなんだ!
どれでもいいんですよー?
いっぱい戴きましょう!」

須磨さんが、そう元気に言った後
そのタルトをひとつ手に取り
素早く自分の口の中に放り込んだ。

「あ!須磨!」

「お行儀が悪いわよ須磨」

雛鶴さんとまきをさんに窘められるが
須磨さんはどこ吹く風で

「おいしーい!」

なんて、ご満悦の様子。
…随分と奔放なヒトのようだ。
どこか子どもみたいにも見えるけれど、
さすがは一国の王子サマのお嫁さん。
3人ともとってもきれい。

それぞれの好みなのか
色違いの衣装もよく似合っていた。
風にそよぐ軽い素材。
透けて見える肌も手入れが行き届いているし
施された化粧は上品で
髪の毛一本に至るまで
どこも手を抜いた箇所はないように見えた。

…私は、化粧のひとつもしなくて
いいのだろうか。
私のできる化粧と言えば、
踊る為のソレだけだ。
遠くから見る人にも映えるよう、
濃いめの化粧しか知らない。



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