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【鬼滅の刃】予定調和【宇髄天元】

第21章 スルタンコラボ企画 〜睡蓮の昼寝〜





私が去るつもりのない事を悟ったのか、

「あちらにお茶を用意してあります。
一緒にいただきましょう?」

にっこりと余裕の微笑みを浮かべるのは
黒髪美人の雛鶴さんだ。
話をしようと誘っただけの事はあって
色んな小道具を使ってくる…。

…いやいや。
悪く考えすぎか。

「はじめまして!」

自分を戒めている所へ
元気な声が響いて、私はやましい事もないのに
必要以上に驚いてしまった。
だってあんまり元気だったから…

「私はまきを。やっと会えたね新入りさん!」

パッと見ると前髪だけ明るく染まった
勝気な笑顔の、これまたキレイなお姉さん…

「どうして今まで隠れてたの?
来てくれるの待ってたんだよ」

つかつかと私の前までやってくると
私の両方のほっぺたをふにっと掴んだ。

「…ふいあへん…いはいれふ…」

すみません、痛いです、…と
言ったつもり…

「はは、可愛い人だな」

そう笑われて、
私はハッとその、まきをさんを見上げた。

「ずっと引き籠ってたんだって?
とっとと出てくりゃ可愛がってあげたのに」

…どっちのイミですかね。

そう思ったのは私だけじゃなかったようで、

「まきをさんが言うと怖いですー」

もう1人、背中を覆う髪をした可愛い人が
遠慮がちに言った。
それを聞いたまきをさんは
人が変わったかのように

「何だって⁉︎」

と怒鳴った。
ぐいっとヘッドロックを決められながらも

「す、須磨ですー!仲良くしてくださいねー?
まきをさん痛いですよー!」

可愛い人は須磨と名乗ってくれた。

「睦さんがびっくりしてるじゃない。
仲がいいのはいいけど、
あんまり驚かせてはいけないわ」

「私なにもしてないですよぉ⁉︎」

「うるさいんだよ須磨は!」

「えぇえ⁉︎なんにも言ってないのにぃ‼︎」

「2人とも…!ごめんなさいね、
いつもの事だから気にしないで下さいね?」

…なんか、思ってたのと違った。
もっとこう…1人の夫を取り合って
ギスギスしてるのかと思っていた。
この人たちを見る限り、
……まぁ普通ではないっぽいけれど
仲良くしているように見える。

…私が懸念していたような事は
ないのかもしれない。
後からのこのことやってきた私の事なんか
爪弾きにされるに違いないと
ずっとそう思っていた。


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