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【鬼滅の刃】予定調和【宇髄天元】

第21章 スルタンコラボ企画 〜睡蓮の昼寝〜





無理矢理、
…引っぱられるように意識が繋がっていく。
うろっと目を開けた私の目の前には、
キャンドルに彩られた切なげな瞳…

あれ…?
私の部屋、こんなにキャンドル
あったっけ……

オレンジ色の優しい灯。
でも寝ぼけ眼にはちょっと眩しいな…

そんな事を考えながら、
私の瞼は少しずつ下ろされて…

「睦…!悪ィな、
眠てぇだろうが聞いてくれ」

慌てたような彼の囁きに
ハッと目を開いた。

「ごめんな睦…」

「んー……眠たいぃ…」

甘々なディナータイムの後、
飽きもせず求められ
寝る間も惜しんで身体を繋げた果ての、
ようやく訪れた平穏な時間…
それを無理矢理起こされて
私はもう…

「…くぅ…」

起きてられません。

「あ、おい睦…」

あぁ慌てた声…
よっぽど伝えたい事があるに違いない…
でも…

「…起きてたら、手ェ握れ」

私が目を開ける事を諦めた彼は
話を聞いている事実だけがあればいいと
思ったらしく……。

私は夢の中に足をつっこみながら、
緩く繋がれた彼の手をきゅっと握って見せた。

ちゃんと話を理解している事を
確認した天元は

「…明日から3日、公務で空ける」

本題に入った。
……

公務…
空ける……?

意味をはかりかねて
一気に覚醒した私は、
ぱちりと目を開けた。

「…え?」

聞き返した私に

「親父の代打だ。
ちょっと隣国まで行かなきゃならねぇ」

少し言いにくそうにして表情を曇らせる。

「……お留守番…?」

「そ。睦はおりこうに留守番だ」

よしよしと頭を撫でて
おでこにキスをくれた。

あぁ…そうか…
だから、こんなに甘かったのね。

「…淋しい、か?」

「ん…さみし…」

温かい胸に寄り添うと
何の躊躇いもなく抱きしめてくれて

「ごめんな…」

切ない声を上げる。
この人が何を謝ることがあるのだろうか。

「…天元が悪いんじゃない。
もう…行っちゃうの?」

「いや…。でも朝には出るから、
もしかして睦はまだ
寝てるかもしれねぇだろ…?」

しっとりと口唇が重ねられ
私は彼のほっぺたをそっと撫でた。

「黙っていくのは嫌だったんだ。
起こしてごめんな」



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