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【鬼滅の刃】予定調和【宇髄天元】

第21章 スルタンコラボ企画 〜睡蓮の昼寝〜





「うん。一緒がいい」

「それは、どうしてだ…?」

「天元が…好きだから」

「俺が好き?」

「うん、好きよ。だから一緒にいる時は
おんなじことをしていたいの。おねがい」

恋人同士の甘い時間なんて
過ごした事がない。
故に、どうしたらいいか
わかったもんじゃないけれど、
…なんだろう、
するすると口をつく言葉たちは
まるでずっと用意されていたかのように
私の中から流れ出て行った。
自信とかそういうものは
全然必要なかった。

「…しょうがねぇなぁ」

さほど困った様子もなく、
むしろ嬉しそうに言った天元は
あ、と口を開く。
それが食べさせろ、という事だと気付くのに
2、3秒時間がかかった。

「…食べてくれるの?」

「んな可愛く強請られたんじゃ
叶えてやらねぇわけにはいかねぇだろ」

「ふふ…嬉しい…」

自分も甘い雰囲気に呑まれていくのがわかる。
私大丈夫かな、と、ふと思ってしまうくらい
深みにはまっているような…。

こうやって蜜語を交わしていると
お互いの心が溶け合っていくみたいで
とっても心地いい。

「……」

甘い瞳に見つめられたまま、…
私もその目を見つめたまま、
指先に抓んだ葡萄を
薄く開いた唇に運んだ。

人に何かを食べさせるのって
緊張するな…。

むにっと唇に押し付けると、
その大きさに合わせて更に開いた口の奥に
葡萄がころんと落ちた…
のと同時に、手首を掴まれて
引けないようになって…
その指までぱくりと食べられてしまう。

「っそれは、食べられないの!」

餌食になったのは人差し指と中指。
手首を掴んでいる大きな手に指を掛けて
どうにか外そうとするのに
ぴくりとも動かせなかった。

「…そっか、コレ食えねぇの」

「当たり前でしょう?やめてったら…!」

口内で弾けた葡萄の蜜が
彼の舌によって指にも絡められ
なんだか変な気分になっていく。

「甘くて美味いけど…?」

「それは、葡萄でしょ…舐めちゃだめ…」

生温かい舌が
指先や指の間に入り込んで
隅々まで舐めて吸われた。

「っ…」

妙な感覚に息を詰める。

「うまいの、お前も食う?」

私の反応が過敏になっていくのを見て
満足したのか、
ちゅるっと指を引き抜いた。
濡れた指が空気に触れた途端ひやりとする



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