第21章 スルタンコラボ企画 〜睡蓮の昼寝〜
そんなに、私ってわかりやすい…?
「ん…、…ねが…ぁ…ゃめ…んっ」
それでももう限界だ。
身体がどろどろに溶かされたよう…
さっきから、身体の奥が何かを欲して仕方ない。
何でこんなことになったんだっけ…
ごはん食べる所だったはずなのに…
彼の肩に手をかけて
ぐっと力を入れた時、
ようやく離れた天元は
それでも物足りないような目をこちらに向ける。
無言で見つめられ、
再び近づく予感がしてフイと顔を逸らした。
誰にも言えないけれど
本当は名残惜しかった、よ…?
うまく回避したと思って
安心していた私の後ろ髪を上手によけて、
首筋にまだ熱の残る唇が触れた。
「ぅわ…っちょっと…!」
安心して気を抜いていた所にそんな事をされて
不意打ちを喰らった私は
咄嗟に距離を取るのに
そんなもの一気に埋められて、
あまつさえ力強く抱き込まれてしまう。
「もう!何がしたいの…は、離してよ」
「…離さね…」
かぷっと頸を食んで
その後の私の反応を楽しみながら
「睦はもう俺のなんだろ?
ならちょっとおとなしくしとけ」
自分の意見を押し通す。
「…ちょっと落ち着いて…ごはん食べようよぅ…」
くすぐったいような感覚に身動ぎしつつ、
手を伸ばして
テーブルの上の葡萄をひと粒手に取った。
水滴を湛えたツヤやかな紫色。
「…ねぇ、食べよ?」
それを私の頸に埋まっている彼の目の前にかざす。
天元はそれをちらりと一瞥してから、
興味無さそうに目を伏せると
「食ってていいぞ。俺は睦でいい」
とんでもない台詞を吐いて
再び行為に耽った。
軽く歯を立てられて、危うく声を上げそうになるも
何とか堪えた私は
「やぁだ…一緒じゃなきゃ、つまんないもん」
身をよじりながら
なんとかやめさせる方向に持って行こうとする。
その思いが通じたのか、
彼ははぁ、と小さくため息をついて
ゆっくりと顔をもたげると
「俺がいねぇとメシも食えねぇの?」
今度は甘い瞳で私をがんじがらめにした。
…困った。
私が素直に気持ちを告白したから悪かったのか。
さっきから、おかしいくらいに甘い…。
そうか。
私がこの人をこんなにしたのなら
甘んじてコレに応えてやろうじゃないの。
…あんまり自信ないけど。