第21章 スルタンコラボ企画 〜睡蓮の昼寝〜
言葉を発する度に、
自分の息も返ってくる。
あぁもう、耐えられないかも…
「淋しい思いなんて、絶対ぇにさせねぇよ…
俺だけのモノでいろ。俺も、
お前だけを愛すから」
はっきりと言い切ってくれるが…。
「…うそつきね…」
だってそうでしょう?
私だけ、だなんて…。
それでも、嬉しかった。
…ウソでも嬉しいなんて
ホント私もどうかしてる。
そんな一言を聞いて、
彼は悲しそうに眉を寄せた。
ごめんね、…でも大丈夫だから。
「でも、…いる。離れない…
だって私が…そばにいたいの…」
あぁいけない。
泣いてしまいそうだ。
まさかのセリフに、
天元は大きく目を見開いて
「…睦…?」
本当に?とでも言うように
クッと首を傾げた。
その瞳の切ない事…
どうしてこの人がこんなに切なそうなのか。
「ここに、いたい。
あなたが私だけのものじゃなくても…」
あと数ミリ…
何ならもう触れていた唇が
しっとりと合わされて、言葉尻を奪われた。
繰り返される小さな口づけは
お互いの存在を確かめ合っているかのようで
私は心の内側が熱くなるのを感じた。
こんな、みっともないくらいの心変わりを
認めてもらえたような気がして…
大嫌いだったはずの人を、
こんなに呆気なく好きになった私を
受け入れてくれる彼がひどく愛しいんだ。
優しいキスを繰り返す彼の首に
腕を巻きつけると、
私の背中に両腕を回して
そっと抱き寄せてくれる。
ふたりが寄り添った分、
深まった口づけは………
もうどれくらい続いているだろうか…。
太陽はすっかり翳り、
代わりに月が辺りを青く照らしている。
「…ん、…ね、もぅや…っ」
さすがに音をあげる私を更に求める天元。
開いた唇の奥に舌を差し入れ
舐め回されると
ぴくりと身体が反応してしまう。
「…あ、ふ…ぅん…っ…やぁ…」
彼のほっぺたに両手を当てて
離れてもらうように軽く押しやるが、
拒否されるかのように押し付けられてしまい
結局深まった口唇に翻弄される事になった。
本気で抵抗しきれないのは、
彼が私の気持ちをよく理解しているから…。
あ、もうだめだと思っていると
触れるだけの優しい口づけに。
気持ちよくなってきて、
もっと欲しいと思ってしまう瞬間に
見事に深まり舌を絡められる。