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【鬼滅の刃】予定調和【宇髄天元】

第20章 旱天慈雨





「おま…ヨ、すぎ…ッ、」

「ぁあ、、ああっんいあッ‼︎」

俺が強く抱きしめているというのに
ビクッと大きく体が跳ねて、
ガクガクと全身を震わせた。

達した睦のナカは
ものすごい締め付け。
まるで、そこに吐き出せと言われていると
勘違いしてしまいそうなほどだ。

少し揺らすとうねる壁が絡みつき
こいつの意思か無意識か…
どちらにせよ限界を超えた俺は
そのまま愛を吐き出した…

「んぁ…っ」

それですら感じている睦が
あまりにも愛しくて
それを伝えるために深く口づける。
どくんと脈打つたびに、
全身を痙攣させて
睦は小さく声を上げた。

俺のすることに、
ひとつひとつ素直に反応するこいつが可愛い。
抵抗した所で、結局俺には逆らえない。
いつまで経っても慣れなくて
それでも必死に応えようとしてくれるのが愛しい。
なにがあっても守ると決めた。
あの日から、俺だって何も変わっちゃいない。

「ぁ…ん…」

ズルリとモノを引き抜くと
睦はひくっと全身を引き攣らせた。
その身体を抱きしめたまま
ごろりと横になるが…

「う、ぅ…」

「…大丈夫、か?」

膝が不自然に浮いたままの睦…
もしや、閉じられない…?

「いたい…」

確かに、大きく開かせたまま
長いこと押し付けていた。
…いや、

「悪ィ、ツラいな。
ほらゆっくり、おいで」

小さく頷いて
言われた通りゆっくりとこちらに身を寄せる。
あぁ、ホントにツラそうだ。

時間をかけて俺の元へと辿り着いた睦。
ホッと安心したように身を沈め
ぴったりとくっついた。

「あ、ぁ…」

深くため息をつき目を閉じる…。
その背中を包みこみ自分も落ち着くと、

「……悪かった…ちょっと…暴走した」

俺の中を渦巻くのは多少の後悔と焦燥。
睦は夢見心地でかぶりを振るが
…いやいや、盛ってるガキじゃねぇんだから
……似たようなモンかもしれねぇけども。

「優しくすべきだったよな…」

頭のてっぺんに擦り寄ると

「んーん…ありがと…」

囁くように言って、ころりと夢の中。
…もう寝たの?
しかもありがとって何だ。


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