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【鬼滅の刃】予定調和【宇髄天元】

第20章 旱天慈雨





「…指、美味いの?」

ついそんな事を訊いてしまうほど。
俺の問いかけを受け、
うろっと目を開いた睦が
やけに呆けた目で俺を見下ろした。

熱にうかされた瞳で俺を見下ろし
視線を絡ませたまま
見せつけるように貪っていく。
その艶めかしい姿にすっかり欲情した俺は
今すぐにでも欲望を突き立てたい衝動に駆られた。

だがその前に…。

「睦…?具合、確かめような…」

「…ん…っ?」

夢中で俺の指を咥えている睦は
話半分だ。
そんな睦には構わずに、
着物の裾をきっちり分けた。
片手は塞がっているため、
仕方なしにもう一方の腕を睦の
膝裏に差し込んでぐいっと押し開く。

「ふ、…っん…!んう、」

慌てて抵抗し出すが、もう遅ぇ。

「んあぁ…ッ」

秘部に顔を寄せる俺をやめさせようと、
腰が浮くほど高く持ち上げた左足に
つられてついてきた右足が、
俺の肩に当てられ強く押し戻そうとしている。
もちろんそんなモノ、なんの効果もない。
いい具合に股が開かれてむしろ都合がいい。

ご挨拶代わりに、
舌の腹で秘部全体をベロリと舐め上げた。

「あぁあ、ひあぁ!あぁう」

しつこく咥え込んでいた指から舌を解き
頬に添えていた俺の手を振り解こうと
大きく首を振る。
でも、それも許してはやらねぇ。
親指と人差し指で
睦の舌を捕まえて差し出させ
それを優しく擦った。
残りの指で顎を押さえ込むと

「んぐ…っ!んあぁ、あ、んんぅ!」

どうにも動けなくなった睦が
苦しいのと気持ちいいのが
織り交ぜられたような声を上げる。
俺の手首を両手で握りこみ、
…それでも流れに身を任せるようだ。

小陰唇を唇で押し開き固定してから
甘い蜜を誘い出すように舌を差し入れた。
ぐっと深く押し付けて
届く限りを蹂躙する。

「んっ、ふ…ふ、ふぁあ!あ、やぁッ」

高くなっていく喘ぎ声。
暴れ出す睦を押さえつけ
いいように貪って行く。

肩に当てられた睦の足が
更に力を込めて来るのを邪魔に思った俺は
舌の愛撫をやめて
その右足の膝裏も押し上げてやる。
両膝が小さな頭を挟むくらいまで。

「や、…やだぁ!
こんなカッコさせないで…ッ」


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