第20章 旱天慈雨
泣き叫ぶように訴えてくる姿に
くらりと眩暈がした。
いやらしく腰をくねらせ
快感から逃れようともがく様が
俺の欲を満たすんだ。
だってこいつは、
俺の手から逃れる事すらできねぇ。
顔を真っ赤にしていても、
泣きながら拒んでも、
結局俺からは逃げられないのだ。
そんな睦が愛しくて仕方ねぇ。
ぢゅる、と音を立てて
更にナカをかき混ぜる。
俺の舌を押し返してくるような感触。
卑猥な音。
淫靡な香り。
「んっ…や、あぁ、ああ!」
高くなっていく声は、耳に心地よくて…。
もっと激しく喘がせるため、
舌を引き抜いて陰核に滑らせた。
びくりと腰を跳ねさせた睦の、
物欲しそうにヒクつくそこには
きっちり指を埋めてやる。
「っゔ、…あぁあ″‼︎」
解放された左足は
俺の背中にだらしなく乗っかった。
押しのけるだけの力も入らなくなった両手が
俺の頭に添えられている。
ナカを奥まで何度も擦りながら
愛芽を強く吸い上げる、と、
「ゔぁっ…や、あ!んやぁあ…ッ!」
腰を前後させながら達した。
右足も解放し、
足の付け根から脇腹を通り
柔らかい胸に再び舌を這わせる。
達した余韻が続く睦の
胸の飾りに吸いつきながら
どろどろに溶けた蜜壺へと
自分の猛りを一気に突き刺した…。
「あぁあっ…ッ、」
俺の質量に苦悶の表情を浮かべながら
それでもすんなりと受け入れたソコは、
熱くてキツくて、
先が膣壁を割り入って行く感覚がたまらない。
全体を濡れた粘膜で包み込まれると
全身に震えがくる程の快感が俺を襲った。
「んやぁ…、あゔ…っ」
胸を弄んでいた舌を滑らせ
首筋に口づける。
強く噛みついても
痛がるより気持ちよさそうに悶えるだけ。
俺の動きに合わせて
可愛く喘ぐ睦と額を合わせ
「睦…。睦、目ぇ開けろ」
深く目を閉じ感じ入っていた睦を呼ぶと
命令通り、うっとりと目を開いた。
従順で可愛い睦。
俺の、睦…
「そうやって、俺のこと見てろ…」
「ふ、あぁ…ッ」
奥に押し付けるようにするだけで
背を反らし身をよじる。
一瞬、目を閉じるが、再びゆっくりと開き
俺と目を合わせた。