第19章 思い出 ☆彡
熱くて柔らかいくせに
締まりが良くて強く扱いてくる。
逃がさないとばかりにヒダが絡み付いて、
俺を虜にするんだ。
だから何度も何度も往復してしまう。
「そうかよ…ッ。手に負えねぇよ睦は。
いつもの恥じらいは…どこへ消えた」
ぐっと奥を抉るように突くと
「あんっ…ひぅ…っ」
可愛い声を上げて身をよじった。
大きく開かせた睦の足の間に
腰を何度も落とす。
そしてナカ全体を隈なく擦り合わせた。
互いが互いに刺激を与えて、
どんどん潤っていくソコ。
睦は
しつこく同じ動きを繰り返す俺の肩を押す。
「やっ…!まっ、て…もう、やめて…ッ」
やめてと言いながら
ものすごく善さそうで…。
それと言うのも、
正常位でこんなに長く愛し合う事が
あまりなかったからだ。
座位か、後背位かが多い。
申し訳ない事に俺の趣味で。
「ッ…あ、んぁ…あ」
ゆるめに抽送をする中で
たまに奥に押し付けて
調子を狂わせてやると
「っいあぁっ!」
一際大きく喘ぎ声を上げる。
「睦…イイなぁ?
ココ、好きだろ?」
睦の足を固定する俺の腕に爪を立て
何かを堪えているような表情を見せた。
「だめぇ…ッ!そこばっかり、しないで…!」
やっぱりイイのね。
「かわい…」
わかりやす。
素直に感じてくれる姿が
愛しさを増幅させるんだよ。
そっと顔を寄せ唇を塞ぐ。
睦は俺の腕を強く握っていた手を
するりと滑らせて首元に巻きつけた。
「…んッ…、んぅ…」
上下両方の口を塞がれ犯され続ける睦は
自らも腰を揺らし出し
きっともう正気を失っている。
ひどく淫らで、扇情的。
両膝を解放し
背中ぐるみ抱きしめてやると
更に強く抱きついて
その上、さっき解放した足を
俺の腰に絡めてくる。
「ン、…っふ…」
寸分の隙間もなく埋められた互いの身体。
固定された腰は、引く事ができず
結果睦のナカに突き刺したまま
細かく振動を送るのが関の山だ。
…しかしそれは、睦を狂わせる行為。
それをするとこいつはもれなくイキ狂う…
「ん、やぁ…ッ…あ″っあ″ぁ…!ッく、うん…ッ」
大きく首を振った為に途切れた口づけ。