第18章 嫉妬
「そんなの…あるに決まってる…」
あまりに小さな返答。
手の隙間から辛うじて聞こえたその声は
不安そうに震えていた。
「浅ましいくらいにいつもそう思ってるよ。
でも…それを必死にこらえて
場所を決めてるの…。前にも言ったじゃない。
あちこちでされて、天元を思い出して、
私どうしたらいいの…!」
あれ、…やべぇ、泣かしたか…
「睦…?」
「好き放題できるならもうとっくにやってるよ!
私が天元を愛してないみたいな言い方しないで!」
いや、怒らせた…?
顔を覆った手を退かし、覗き込むと
悲しそうに怒って、更に泣いてしまいそうな
瞳がそこにあった。
ぷいっと背けるも、
その表情や態度が何とも可愛らしくて
それを追いかけて、そっと唇を合わせてしまう。
怒っていた睦は
俺の行動が気に食わなかったのだろう。
拳で俺の胸を何度も殴った。
でも、睦が俺と同じだったことがわかって
嬉しかったんだ。
いつも冷静でいると思っていた睦が
情熱を持ってくれていた事が。
「んんっ!んぅう…!」
怒りと、ここでするなという拒否が相まって
睦の抵抗は凄まじい。
いつもならとっくに
蕩けてしまっているはずの深く甘い口づけにも
まったく反応していない。
これを、その気にさせてぇな…
俺は抱えていた睦の体を
テーブルの上にやや乱暴に投げ出した。
大きなテーブルだ、睦の体は
はみ出すこともない。
何が起こったかうまく飲み込めていないうちに
睦の膝裏に手をかけて持ち上げ
大きく開かせた。
露わになった秘部へ顔をうずめた途端に、
「いやっ‼︎」
肘をついて状態を持ち上げた睦が
俺の頭に手を掛け、
やめさせようと力を入れた。
構わず秘部を舐め回し始めると
「や…っやだやめて!」
逃げ出そうとずり上がっていく。
ずり上がって離れた分を、
足の付け根に両腕を回し
ぐいと引き寄せた。
簡単に戻された身体。
蜜壺に舌を差し入れ内側も撫でてやると
「いやだ、天元…おねがいやめて…っ」
懇願するが、間違いなく身体は悦んでいる。