第17章 愛月撤灯
鎖骨の辺りに唇を寄せる俺の髪を撫でながら
睦は律儀に返事をした。
「今日は、何を言われても
お前を好きにするけど。
睦、はいいか…?」
カリッと、睦の肌に歯を立てた途端
全身を強張らせる。
「…うん…いい…。
いっぱい、気持ちよくして…ね」
そんな誘い文句に驚いて、
睦を目だけで見上げると
真っ赤な顔で
しっかりとこちらに目を向けていた。
どんだけ可愛いんだお前は。
「あぁ…睦の全部、
狂うほどよくしてやるよ」
夜着を撫で下ろし、
陶器のような肌を曝した。
睦は恥じらって横を向く。
この瞬間が、1番そそられる。
睦の変化が、著しいから。
普段の真面目な睦が、
色を湛えたオンナに変わる瞬間がたまらない。
何度見ても、興奮する。
露わになった、柔らかい胸。
手の内に包み込み、やわやわと揉むうちに
切なそうに息をついた。
先端の飾りをきゅっとつまみあげ、
指で挟んで転がすと、
「…っん…は…」
拳を口に押し付けて声を殺す。
「睦…我慢すんな」
空いたもう片方の胸を、
思い切り吸い上げてやった。
「んあっ!や、吸わ、ないで…っ」
涙をためて、恥じらう姿は、
5日も溜め込んだ俺には
たまらない刺激になった。
「睦…ムリ、我慢できね…っ」
性急に、睦の膝を押し開き、
2人の隙間を埋める。
「…っ、あ、天元…っ」
慣らしもせずに、
睦のナカに入るなんて初めてだと思う。
でも、
「睦…ツラかったら、言え…
でも、もう挿れてぇ…」
ぎゅうっと腕をしがみつかせ、
睦は俺の頬に自分の頬を擦りつけた。
愛しくて愛しくて、
睦を想うと
後から後から
気持ちが溢れて来る。
睦の入り口に自分を充てがうと、
まるでじっくり時間をかけてほぐしたように
すっかり仕上がってるソコは、
俺を迎え入れるように吸い付いてきた。
「どこもかしこも可愛いなぁ…」
首筋に顔をうずめ肌を味わう。