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【鬼滅の刃】予定調和【宇髄天元】

第17章 愛月撤灯





「そいつはよかった」

「相手が天元だから、
こんなに心が震えるし体が喜ぶの…
私こんなんでいいのかな…」

いつもなら言えないような言葉が
スラスラと出てくる…。
それだけ満たされているってことかな。
天元も、驚いているみたい。

「だって、大好きなの。
幸せにしてくれてありがと」

彼の裸の胸にきゅっとしがみつく。

「こんなモンじゃねぇんだよ」

低く言った彼に、力いっぱい抱きしめられた。

「もっと、お前が麻痺して動けなくなるくらい
幸せにしてやる」

「…それは…
私ホントにおかしくなっちゃいそう…」

「そうなればいい。俺がちゃんと、そばにいるから。
安心しておかしくなってろ」

天元は言いながら、私に口づけをくれる。
優しくてとろけるようなそれは
私の奥に火をつける。
疼き出す体をどうにかしたくて、
私は天元を押しやった。

「…もうダメ」

「なんで」

「さっき散々…」

「もっと」

口づけをさけ、横を向く。すると
天元は眼前にさらされた首筋に顔をうずめた。

「あ、やっ…ダメだったら…っ」

「こうすんの、幸せなんだろ?
もっと幸せにしてやるから…」

「ちがっ…もう体がもたない、っ」

カリッと歯を立て、甘い痛みに身を硬くすると
今度はそこを慰めるようにペロリと舐め上げる。
ぞくりとした快感が身体を走った。

こうやって、いつも私を翻弄する天元は
私をおとなしくさせる天才だ。
何をすれば、私の身体が言う事をきくのか
すべて知られているのだ。

「俺の愛に堕としてやるよ」

私の身体を優しくたどり出した唇が
恐ろしいことを言う。

「や、…やめて…おねが、い…もう、怖い…」

これ以上されたら
自分がどうなるかわからない。

「怖く、ねぇよ…俺しか見てねぇから。
お前が乱れてんの、見せろ」

甘言が私の耳に届くたび、
おかしくなっていくのがわかる。

「だめ…だ、め…っ…あぁんっ」

長い指が、私の具合を確かめるように
身体の中心に埋められていく。
その、ゆっくりとした動きがたまらなくて…

「ん…っあ″ぁ、や…ん…」



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