• テキストサイズ

【鬼滅の刃】予定調和【宇髄天元】

第49章 .☆.。.:..期待:*・°☆.





「俺が今話してたことと
まっったく関係ねぇよなぁ…?」

確認をするように薄目で見下ろされた。

…いやいや。

「関係はあります」

「どこによ」

興味深そうに目を見張り
私を見下ろしてくる。

…あの、左目の化粧はなんだろう。
なんて
それこそまったく関係ない事を考えつつ

「さっきからすごく怒っていらっしいますから
お腹でもすいておられるのかなぁと思いまして
…それで、」

正直に伝えている自分の意見を

「…おい待て、それは、」

音柱様は遮ろうとする。

「音柱様!お言葉ですが話の途中です!」

「……ハイ」

私に押さえ込まれた音柱様を
隣の2人がまさかと驚いて凝視めた。

ほら、柱だって怖いばかりじゃない。
話せばわかる、人間なのだ。

「ありがとうございます。
それで、音柱様は
とても大きくていらっしゃいますので
どれほどごはんをたくさん召し上がったのか
お教え頂きたいと思ったのです」

「うん、やっぱ関係ねぇな」

隊士2人も、
わけがわからないという目を
こちらに戻した。

「えぇッ⁉︎関係あります!
だって音柱様みたいに大きく強くなるには…」

「俺はあんな鬼、
お前らだけで倒せねぇのかって話をしてたんだ。
どんな鍛錬してんのかって」

「だから、強くなるために力をつけたいのです。
そのためにどうすべきかを考えている所へ
大きな音柱様がいらっしゃったので
どれだけごはんを食べたら
こんなふうになれるのかなぁと
お伺いしただけの話です!」

「違う」

音柱様は私の前にしゃがみこみ、
私に顔を寄せる。

「違う、とはどういう事ですか?」

「この俺が、大きく強く派手に色男なのは
メシのせいじゃねぇ。俺の才能だ」

「………」

……何を言ってんだ、こいつ。

…ハッ。
口が過ぎた!
心の中にとどめたけれど…。

でも隊士2人も、
私と同じような目で音柱様を見やったから
私もあながちおかしいわけではなかったと思う。


/ 2219ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp