第48章 .☆.。.:..卒業*・°☆.
「やっあっあっ、つよ、い…っ
も…やあぁあんせんせ…!」
長く続く絶頂に耐えかねて
力が抜けてしまうと思ったのに
逆に先生を締め付けてしまったようで…
「お、まえなぁ…
っだめだ睦…もう……ッく…」
ズンッと強く最奥をひと突きした瞬間
薄い膜越しに、
先生の滾る欲がドクッと放たれたのを感じた。
その小さな衝撃ですら
私の全身を揺さぶって来る。
お互い息を凝らし、腰を深く押しつけ合って
しばらく余韻に浸っていたのに、
先生が仕上げと言わんばかり
ゆっくりと腰を揺らし
残らず欲を吐き出すための動作を繰り返すと
「…ふ、…ぅん…っ」
満たされた筈の身体に
再び火がついてしまいそうになって
私は慌てて自分を律した。
は、と短い呼吸を繰り返す先生は
私の上に深く身を落として
剥き出しになった私の肩をまぁるく撫でる。
…あれ…?
服…脱いだんだっけ…
半分だけ着てるのを、私が恥ずかしがって…
それをおもしろがって
放置されていたはずなのに…?
先生は甘い雰囲気を未だ引きずっているのか
首筋から鎖骨、胸元にかけて
甘嚙みやキスを落とした。
「…っ…ぁ、」
いちいち反応して見せる私を
楽しんでいるように感じる…
「…睦…」
「ん……」
「悪ィ…どっか、痛くねぇか?」
不意に我に返り、先生が私を気遣ってくれた。
大きくて温かい手が
私の頬に充てられた。
反射的にそれに擦り寄って
「…ぃたく、なぃ…」
その心地よさに酔う。
あぁ…ずっと、こうしていたい…
「睦、ふわふわだな…
そんな…善かった?」
確かに…
意識は朦朧としてふわふわだ。
現実に戻って来られない感覚…
「ん……よか、っ…」
よかった、そう伝えようとした唇を
先生が難なく塞いだ。
質問を投げかけた張本人が
何故そんな事をする…の?
「ッ⁉︎」
妖しく舌を絡められた瞬間、
未だに私のナカに埋まる先生が
逞しさを取り戻していくのを感じた。
「んん…っ‼︎…」
慌てて振り解き、目の前に据えられた先生に
『ウソでしょ⁉︎』と訴える。
にっこりと綺麗な微笑みを浮かべ
「睦が可愛いから…」
まるで私が悪いかのような言い方をした。
「関係な、いぃ…!」
「許して」
終始ニコニコの先生は
容赦なく私に覆い被さった。