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【鬼滅の刃】予定調和【宇髄天元】

第45章  .☆.。.:.笑って。.:*・°☆.






違う違う。
どこのアホが、泣いてる女相手に
こんなこと言うんだよ…
あり得ねぇって…!

俺がこんなこと言ったら…

「ぬくぬくって…!
誰かさんが私のこと蔑ろにするからです。
自分の思い通りになったら
私なんか用済みなんですよ」

「はぁ⁉︎ンなワケねぇだろ!
どんだけ急いで帰ってきたと思ってんだ」

…先に帰らせてくれた3人も
まさかこんな事態になっているとは
夢にも思うまい……

「そもそも行く時にひと言かけてくれていたら
私だってもっと違ってました!」

「それが出来てりゃやってたってんだ」

「私には何でも言えっていうくせに」

「オイ睦…」

睦が言い放った言葉に
俺よりも反応した不死川。

……なんか余計なこと言いやがったな。

「そうだな、勝手ばっか言って悪かった。
だけど…俺は…」

俺は、何だ?
言い訳できねぇんだって。

睦だって、
言い訳を聞きてぇワケじゃねぇだろう。

はぁ…と、
ため息をついたのは、
こんな自分に呆れたからだ!

「…っ‼︎諦めたんですか⁉︎」

決して睦に対してじゃねぇ。

「お前悪い方にばっか考えすぎだろ」

「そうですよ。
もともと私はそうだったでしょ。
それを宇髄さんが…っ」

「そうだよ、そんなモンどうって事ねぇからな!
他のヤツならいざ知らず、
相手は睦だ、何されようと
好きなモンは好きなんだよ。
それを疑うのはお前の方だろう」

「疑ってなんかいません!
私なんか頼りないだろうけど
私ばっかりは嫌なんです」

「俺はお前に頼りっぱなしだろ。
俺がお前ナシでやってけると
思ってるわけじゃねぇよな?」

「私がいなくても勝手にどっか行ったくせに」

「それとこれとは話が違うだろ!」

「私、すごく悪い事したって…
思ってたけど…なんか違いました」

「なんだよ、悪い事って」

「知りません」

「おい」



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