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【鬼滅の刃】予定調和【宇髄天元】

第41章 輪廻 〜if〜 後





先生は合点がいったように笑い、

「もうずっと、睦しか見てねぇ」

また私の目尻に唇を充てる。
しつこく流れて止まらない涙は全部
そうやって先生のものになっていく。

「…ど、しよう先生…
私…幸せになっちゃうよ…?」

そんな先生にもっと身を寄せる。

「なれよ」

「怖いんだよ、…」

幸せが怖いって、おかしい?
『怖いほど幸せ』じゃないの。
幸せが怖いの。

「…だから俺のこと認めなかったのか?」

だって私が、そうなったら…
幸せになんかなったらどうなる?
想像もつかない事って怖いでしょう?

「俺がいるんだ。睦だけじゃなく、
俺も幸せになるから…
一緒なら怖くねぇだろう?…」

「一緒…」

なんだかとっても魅力的な言葉だな…

「そう、一緒」

目尻にあった唇が
スルリとほっぺを滑り降りて
当たり前のように唇に触れた。

まだ慣れなくてピクリと身体を揺らす私。
抱きしめていた先生の手が
そっと背中を撫でてくれる。
だけど、
離れては角度を変えてまた降ってくる予感に
どうしても身構えてしまう。

そんな私の緊張をほぐすためなのか
背中を撫でていた手は
肩を通って首筋を撫で上げ
頬にたどり着いて
親指の腹でそこを優しくさすり出した。

先生のする全てが
愛しさに満ちていて
ゆっくりではあるけれど
身体から力が抜けていくのを感じる。

「まだ、怖ぇ…?」

あぁ、違う…

「先生が…怖いんじゃ、ないよ…?」

「ん」

キスを繰り返すのは、
私の態度がそうさせているのかな…
不安にさせているのかもしれないな。

そう考えついたら、
いつまでも怖がっていないで
ちゃんとしなくちゃって思えて来て
先生の首にしっかりと腕を巻きつけた。

「困ったな…。お前のこと幸せにしたいのに
それを怖ぇなんて言われたら、
俺はどうしたらいいんだろうな」

私の想いを正しく受け止めてくれていた先生。
それがこんなに嬉しいよ。

「怖いって思う隙も埋めて」

お願いをしてみると
先生は驚きながらも嬉しそうに目を見張り

「ンなこと言われたら、
もうやめてやれねぇぞ。
ずっとキスしてる」

それは、埋まるかもしれない…


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