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【鬼滅の刃】予定調和【宇髄天元】

第41章 輪廻 〜if〜 後





我慢…
我慢しなくちゃいられないような
危うい状況なら
もう…離れてくれたらいいのに。

さっき顔を逸らした事で
今度はお互いの頬をぴったりと重ねられた。
そのまま先生は切なそうに囁く。

その囁きは風となって私の耳に吹き付けた。

くすぐったかったけれど、
反応するのも何だか恥ずかしくて
私は必死で、平静を装う。

「ンな緊張しなくても、
なんもしねぇから…」

「っ…さっき、しよ、とした…!」

先生の胸元を、力いっぱい握りしめて
くすぐったいのを堪えた。

「あー…そうだよ。
でも堪えたろ、拷問だな、」

「なら離してよ…っ」

「できるならもうしてる」

あぁもう…

「先生…っ…ムリなの」

先生じゃない。
おかしいのは私の方なんだ。
お願いだから、もう離してほしい。

「あぁ、そうみてぇだな…
お前すっげぇの…ドッキドキ」

信じられない、のニュアンスで
先生は私の状態を言葉にした。

そうだよ、さっきからずっと
心臓の様子がおかしいまんまです。

「しぬ、」

「死ぬか」

「もう!息できない…っ」

頭が爆発してしまいそうで…

くっついているほっぺたはすごく心地いいのに
先生が近くにいると思ったら
びっくりするほどドキドキして
不整脈もいいところだ。

助けて…!

「そんなに…」

嬉しそうな声が聞こえて
私はもう参った感が満載になった。

きっともう、私は敵わないんだ…
好きかどうかわからないなんて
可笑しな話…
もうどっぷりはまってしまってるんじゃ…?

先生が言いたい事はわかるよ。
そんなに俺のこと意識してるのって
そう言いたいんでしょ?

私も今気づいたけど、
思ってたより意識してたみたい…

「…っ…ぅ、」

「あーっわかったわかった!
泣かないで睦ちゃん…!」

どうしたらいいかわからなくなって
つい涙を零しそうになった私に気づいた先生が
スルっと私を離して
両手で髪を何度も撫でた。

「つぅか泣くことねぇだろー?」

「泣きたくて、泣いてるんじゃない…!」

先生の服を掴み上げて涙を拭ってやる。
困らせるつもりでしたんだけど…


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