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【鬼滅の刃】予定調和【宇髄天元】

第41章 輪廻 〜if〜 後





こんなわがまま、言うのは苦手だ。

心の奥底で、
いい子に思われたいって思っている自分がいる。
そんな事を言って、
めんどくさいって思われないか心配になる。

「ここにいていい。…ここにいろよ。
いなきゃダメだ、いて欲しい」

耳元で響く優しい声。

自分の生徒だから世話してるんじゃないって
その確信がほしかった。
先生のことを好きだと言い切れないくせに
全身でよりかかるわがままを許してくれる。

不安が作った心の隙間を
全て埋めてくれるような言葉をくれた。
私はそれを信じてみよう。

「そんなこと言ったら、本気にするからね」

「本気にしてもらわなきゃ困る」

「ずーっと居座るんだよ?」

「願ってもねぇ事だよ」

「出てけって言われても出て行かないから」

「誰が言うか。
卒業したら俺に就職すればいいんだ」

……それは世間一般で言う、
永久なんたらと言うヤツですか。

「それはイヤ」

「なんだ⁉︎」

両肩を掴まれ
ばっと離される…

「もしかして家事手伝い的な事を
させるつもりでいる?」

「ここにいて好きな事しながら
家の事してくれりゃ俺も助かるし
お前もいいんじゃねぇの?」

やっぱり。

「よくないよ。
私はちゃんと正しくお金を稼ぎたいの。
生きてくには必要でしょ?」

「だから俺が払ってやるって」

「やだよ、何で先生からもらうの」

「俺の世話してもらうんだ。
正当な報酬だろ?」

……家政婦、って事なのかな。

「先生はそんなんでいいの?」

「は?」

「私はやだよ。先生の事するのに
お金なんか欲しくない。
先生はそういうんじゃなくて…」

「睦…?」

「ごはん作ったり…洗濯物もお掃除も
全部の家事するようになったらの話だけど
…お金とかじゃないの。
私は先生の家政婦になりたいんじゃない」

「なんだ…」

先生はほっとしたように、
嬉しそうな笑顔を湛えた。

「なんだお前…
ちゃんと俺のこと好きじゃねぇか」

「……え?」



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