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【鬼滅の刃】予定調和【宇髄天元】

第41章 輪廻 〜if〜 後





スマホはとりあえず
ダイニングテーブルに置いて
私はソファに身を投げた。

私を心地よくしてくれるはずのソファも
今日はやけに冷たいな…。

なんだよ、みんなで私を責めるみたいに。

そりゃ可愛くない態度とったよ。
だってそうしなきゃ、
可愛いって言われちゃうんだもん。
それを言われたくなかったんだ。
言わせないようにしたかった。

だって、いきなりそんなこと言い出す
意味がわからないでしょ?

なんで急に態度を変えたんだろう。
今までは、普通にホゴシャやってたのに。

ホゴシャじゃなくなったその先が怖い。

それなのに、
先生が居ないこの状況もひどく怖いなんて。
私はこんなに臆病だったかな。

…そうだった。
きっとずっとそうだったんだ。
あの人を失うのが怖くて、
あんな事を続けていたくらいだから…。

結局私は、何ひとつ変わっていないのか。

ううん。
だけど…違うんだよ。
あの時とは絶対に違う。

先生、私見つけたんだ。
本当に…想っている人を。
今日昼休みに、あの渡り廊下で…。

先生は許してくれるかな…


そう思っていたのに、
先生は全然帰って来なかった。
電気も点けずにいたせいか
闇になれた目は、
壁にかかっている時計くらいなら
読めるようになっていた。

もう既に、8時半を優に回っている。
いつもならどれだけ遅くても7時だ。

やっぱり…私のこと避けてるよね。
会いたくないんだよね?
だって、そうでなければ
どうして帰って来ないんだろう?

私は不安で押しつぶされそうになりながら
むくりと身体を起こした。


先生が…居ない。

どうしよう、このまま何の連絡もなく、
ずっと帰って来なかったら。
もうまともに話してもらえなかったら?

先生、今日帰ってくる…?

私のことイヤになったのかも。
顔も見たくないなんて言われたら
私はどうしたらいいのかな。

またひとりぼっちに、…なる…。
先生…!

いつのまにか涙が溢れていて、
制服のスカートにぽたぽた落ちては
シミを作っていく。

今更泣いたってもう遅い。
可愛く縋り付くべき時はもう過ぎたのだ。


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