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【鬼滅の刃】予定調和【宇髄天元】

第37章 初恋





睦は、
涙をいくつも零しながら
綺麗な微笑みを浮かべた。

ほらまた、そうやって
俺の事を釘付けにするんだろう。

この目が他に行かねぇように、
俺の心を惹きつけて離さねぇんだ。

「天元…の、そばがいい…
ずっと…いて、ね…?」

加えてそんな可愛いことを言ってくるだろ。

「俺が、…睦から
離れるワケねぇだろ…っ」

あ″ぁもうこいつは…!

「っあ、…んや、ぁあ…っ」

可愛いやら愛おしいやら
いじらしいやら愛らしいやら…
そりゃもういろんな感情が入り混じって
色々我慢のきかなくなった俺は
睦の両脚を肩に抱え上げ
俺しか知らない睦の花襞の奥へ
自分の欲を穿った。

俺を誘い込むこの蠢動も、
…いつ味わっても強い快感を誘い出す。

ナカを往復する俺の欲を
キツく扱きあげる睦が
カタカタと震え出し
力が入らなくなったのか
掴まっていた腕がパタリと落ちた。
それを取って、
掌や指先に口づける。
指を咥え、甘噛みしながら
しつこく抽送を繰り返すと

「ん、あんん…!」

全身がガクンと跳ね上がり
達した事が窺えた。

俺を誘い込む手が強まり
白濁を求めて睦が収縮を始める。

「…っ、」

唇を嚙みしめ
それを何とかやり過ごし
再び腰を進めた。
だって終わってしまうには、
あまりにも惜しくて、

「ん、あん…っあ、あ…は、ぁあ…っ」

言葉も失って
俺の下でただ善がるだけの睦を
もっとおかしくしたい。

「…かわい…イイなぁ、睦…?」

そう、可愛くてたまらない。

あの時からずっと、変わらずに。












それは、
睦と初めて
2人で出かけた日だ。

どこかで偶然出会ったり、
待ち伏せて偶然を装ったり
こっちから押しかけたことはあっても
『出かけよう』として出かけた事は
初めてだった。

そわそわした様子で
俺の隣を歩く睦は
いつもより増し増しで可愛い。

緊張とかしちゃってるのか。
どうよ、この感じ。
ガラにもなく、こっちまで浮かれてくる。


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