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【鬼滅の刃】予定調和【宇髄天元】

第36章 満つ





「や、ぁん!待っ…あぁ、」

速まる抽送に頭がついていけない。
おへその裏をそんなふうに細かく擦られると
右も左もわからなく…。

「きぁっ…!」

確実にイイ所を突かれてヘンな声が出る。
うねる膣壁が、
彼の熱を象るように締め付けた。

濡れてなんかいなかったはずなのに、
いつのまにかいやらしい水音が立って…
わざとそれが鳴るようにかき混ぜられて

「や、だ…音…っ」

わけもわからないくせに
やけに耳につく音が恥ずかしく感じる。

「…ん、あっちぃし、すっげ、イイ…
お前のだけじゃ、ねぇし…」

私の、だけじゃ…ない…?

確かに、溢れ出る程の体液は
私だけのものじゃないのかもしれない…

「っ…ひ、ぁ…だめ、…あぁんやぁっ」

暴れる私を
両腕で抱きしめながら
顔の輪郭に沿って唇を滑らせた。
首を辿って、
肩を伝って、
鎖骨の下の柔らかい所を甘嚙みされる。

身体の奥から
感じた事がないくらいの悦びが湧いてきて…

私の奥からもっと強い快感を引き出そうと
彼が小舟のように揺さぶりをかけた。
時間をかけて抉られると
全身が甘ったるい蜜のように溶けてしまいそう…

「あ、ぁああ…あっ」

腰からぞわりとしたものが
背筋を駆け上がっていく。
目の前は真っ白に弾けて…
ヒダのひとつひとつが
残らず彼の欲を搾り取ろうと締め上げた。

「…っ、イッ、た…?」

それに耐える天元が、
時を待たずして再び抽送を始める。
その刺激の強さと言ったら
意識を遮断してしまいたくなるほどで…
なのに、

「睦…待て、」

貪るような口づけが私を繋ぎ止めた。

「んぅうあっやぁ!やだぁ、きもちいの…!」

「気持ちいいなぁ…?泣くほど、イイ、の?」

「ちが、…っやめて!あぁあ、もっと…っ」

わけのわからない事を言う私のあちこちに
優しく唇を押し当てて
今度は自分が達するために
深い所を長く突く。

めちゃくちゃに突かれたかと思えば
今度は深く差し込まれたまま
かき混ぜられて
規則性のない抽送に終始翻弄され…
されるがままに甘い声を上げるしかなかった。

「…っも、あぁ、いぁっ…」

「睦…っ、目、開けろ、俺を…」

見てろ…
そう、囁くように言われ
ぼんやりと目を開く。


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