第35章 満天の星の下
「だめ、」
「まだ冷めねぇんだろ?
欲しそうな顔しちゃって」
「えぇ…?」
「いいから、…ホラ」
くるっと、睦の身体の向きを変え、
背中を向けさせた。
そこに沿うように腹をくっつけて
背中をまるめるような体制を取らせ
「……なぁ、たまには自分でしてみる?」
睦の手を取った。
「…は……?」
混乱とも動転とも取れる睦の声。
取られた手を見つめたまま
固まっている。
「だから、…これを、」
睦の夜着の裾を払い
膝を割り込ませて脚を割った。
そこまでして
キケンでも感じたのか
「や、やだ天元!」
慌てて腰を引く。
「こら、反らすな。
余計に痛めちまうだろ…?」
「あ…!」
空いた腕で腰を引き寄せ
さっきと同じ体制を取らせた。
持ち上げた足を下ろせないように
立てた膝の奥まで送る。
俺の腿の辺りにひっかかったおかげで
「や、天元!こんな…」
それ以上ないくらいに脚を開かされ
ひどく慌てた様子だ。
何をされるかの予想が、
ついているのだろう。
…まぁ、わかって当然か。
「弄るなら、
これくらいは開いとかねぇとやりづらい。
お前自分ですんの初めてだし」
「いやだ、しない…ッ」
掴んだ手にぐっと力を入れて
俺にさせられるのを拒んでいる。
「腰に違和感あって
するのは怖いくせに
熱は残ったままじゃ
いられねぇだろ?
そんな色にやられた顔見せられたんじゃ
俺だってたまんねぇワケよ…ほら」
「あ、あぁ…っん、ぁあ!」
睦の指ごと、
俺は睦のナカに挿入った。
熱くうねる睦のナカは
2本の指を喜んで受け入れる。
「睦のイイとこはー…
ここ、と」
指を腹側にクイッと曲げて
睦の指を
熟れた膣壁に押し付けた。
「ひあぁっ!」
びくんと跳ねた睦。
いやいやと首を振って
「やぁあ、あ、あ…だ、めぇ!」
指を引き抜こうと力を込める。
それを阻止した俺の手は
ツと睦の指を熱い壁に
押し付けてしまった。
「ん、あぁ!」
「だめじゃねぇだろ…
ココ、大好きだよな…?」