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【鬼滅の刃】予定調和【宇髄天元】

第31章 ゆめのとちゅう





そんな気持ちはすべて伝わるの。
こんな事をしている時には、特に…
それなのに、
やめてもらえる気配はないし、
私が目を逸らせば
お仕置きとばかり強く唇を吸われた。
少し痛いくらいのソレすら
気持ちよくなってきて、

「ん、う…っ」

彼の目は、色に溺れている。
このままだと…また、…

そう思ったけれど、
やめられない。
目が離せない。

強い視線に絡め取られて
私はもうどうにもならなかった。

引き結んだ唇を開かせようと、
ぺろっとそこを舐められて
ぴくっと全身を震わせる私を見た天元が

「……感じる…?」

掠れた声で囁くから
私はもう恥ずかしくてたまらなくなる。

「…や、…」

ぱっと目を逸らし
彼の胸に腕を立てると
咄嗟に抱き竦められ、再び彼の腕の中…

「相変わらず逃げんのかよ…
素直に認めれば?…俺とするの、大好きなくせに。
…なんなら、このままするか…?」

「…は、…なに?を、」

耳を疑うような台詞を
あまりにもサラッと言い放たれ、
私の思考は止まってしまった。

縁側の細い柱に背中を押し付けられて
何をされるのか察した私は

「いやだ、待ってよ。こんな所じゃ…!」

慌てて彼を止めに入る。
でも欲にまみれた顔を見る限り、
もう止められない事はわかっていた。

だけどさっき、このまま、と言っていた。
てことは、…立ったまま…?

「無理よ、そんなの!」

「…シてみなきゃわかんねぇだろ」

嫌がる私を天元は唇で押さえ込む。

ずるい。
天元はいつも、
力だけじゃなく心でも私を縛りつけるの。
この人からの愛を感じてしまえば、
私が動けなくなる事を知っているでしょう?

やめてって言ってもちっともやめてくれないし
…でもそこにさえ
私を愛しむ心が見え隠れしているから
結局私は受け入れるしかなくなってしまうんだ。


この人は何をしたって、
私を満たす…
私は何をされたってこの人を許す。

もう、関係性は出来上がっているの。
嫌がって見せた所で、
私の心は決まっているから。


天元が、私の右脚を抱え上げた。
さっきの口づけのせいで濡れた秘部が
ひやりと空気に曝される。
おとなしく、されるがままになっている私に
天元が何かを堪えるような笑みを作った。


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