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風雷暴見聞録

第98章 96.(風雷暴の欲求不満の話 激裏)


「お、いいじゃねーか。ほれ、しっかり手で抑えてゆっくり入れろよ。前後じゃなくて上下だと多分、いいはずだ」
『そこ、なんで指示してくんの』
「そんなもん、他のやつの"やり方"を学んでいくんだよ、男ってもんは」

見たけりゃこういう所にはたくさんあるぞ、とテレビを指された。

『ふふ、機会があればね。でも今はそんな余裕はないから』
「余裕がない、ねぇ?」

ボスッ!とベッドで仰向けになるゾンビマン。
やや天井を向いた男性器を中心になるように跨り、片手で添える。私の体重と入り口の新たな液でゆっくりと沈んでいく。あっけなく子宮に到達し、それ以上深く飲み込めば圧迫感で少し痛い。

ゾンビマンの腰に手を置いて私はそのまま体を持ち上げる。ちゃんと出来ているか、自分で接合部分が抜かれていくのを自分の目で確認していると、頭上で息を荒げるゾンビマンが身じろいだ。

『気持ちいいの?』
「…っああ、最高にいいぜ!ハルカにヤられてんだ、興奮しない訳がない」

また沈み込んでいく。私がゾンビマンを食らっていく。それは熱く、私から湧きだす精液で滑りの良くなった男性器は、少しずつ膨らみを増しているような気がした。
体をあげ、沈み込んでまた体を上げる。ウサギが跳ねるように小刻みな動きだった。髪が揺れ、乳房が揺れ、ベッドのスプリングが軋む。

「フッ…くっ、…フッ、ハァ…ァ!」

私の下の男は呻くように時折声を漏らし、息を切らせていた。
私が寝そべっていた時の感覚とは違う。また、さんざん鳴かされたゾンビマンを見下すこの体勢が良いのかも。
下半身が気持ちよく、熟れる。

『ンっ、ァ……ああ!』

もたもたと沈み込んで私は身じろぎ、背筋を伸ばして果てた。びくびくと自分の体内がゾンビマンを強く何度も締め付けて果てるのを催促している。
今宵は決して私の中に放たれることのない精子を、子宮が疼き、まるで手招きをするように…または手を引っ張って奥へと引きずり込むように、膣内はビクビクと痙攣していた。

その刺激に抗おうとする男の顔は眉間にシワが寄り、目をぎゅっとつぶって耐えるよう、歯を食いしばっている。よく見たら両手ともシーツを思い切り掴んでシワを作っていた。
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