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風雷暴見聞録

第86章 91.(激裏 83~84の出来事)


ビクビクとハルカの中にある俺を締め付ける間隔が遅くなり、俺の吐き出す回数もやがては止まる。
ハルカは俺を、俺はハルカを。互いをきつく抱きしめた格好で一時の幸福感に浸った。やっとこうなれたんだ。恋人との達成感、互いの目に見えないものを分かち合った。
言葉なんて無くたって互いに今、満たされているってのは顔を見りゃ分かる。ハルカの目尻から、ぽろりと零れた涙を指で拭ってやった。
目の前のハルカは泣いちゃいるけど、悲しさじゃなく、とても幸せそうなイイ表情だ。

『すごく、幸せで…きもちいね?66号』

ぽろぽろと溢れていく涙。悲しみではなくて喜んでいるんだろう。しゃくりあげる度に未だハルカに収まったままの俺を締め付ける。
そのハルカの言葉と僅かながら締め付ける刺激で1回じゃ終われなかった。一度行為を終わらせ、休みに入った俺のイチモツは泣いてしゃくりあげた時の締まりで少しばかり元気になり始めている。

「さぁてっと、第二ラウンドに突入すっかねぇ…」

お互いの絶頂が終わった後に、ゆっくりと引き抜く。
力の緩みでぴったりと装着されていた避妊具が外せる。外してみると中にはハルカの中に放つ事の出来なかった、とろみのある白いモノが溜まっていた。
ゴミ箱に縛ったそいつを捨てて、新しいパッケージを剥く。
その音に反応したのか、とろんとした目で快楽に浸っていたハルカの目が見開かれていた。

『……は?すぐに、またするの!?いや、気持ちいいって言ったけど、まさかそんな連続でするなんて本気で言ってるんじゃないよね?』

数回自身を擦れば復活する抜群の硬さ。
なぁに、目の前に最高のオカズがあるってもんだし、急がねぇと2人に配慮して貰ったってのに、たった1回しかヤれないって事になっちまう。
すぐに被せて再びハルカの足の間に被さった。

「だから言っただろ?泥仕合だって。時間いっぱいにお前を愛してやるからな、抱かれながら覚悟でもしとけ」

ピロートークは後でゆっくりしようぜ、ハルカ。
俺の言葉に苦笑いをするハルカに優しく口付けて、今も熱いハルカの入り口に再びいきり勃つ自身を充てがった。
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