第86章 91.(激裏 83~84の出来事)
『あっ!ろくじゅっ…ろくっ…んんっ!』
顔を埋めるのを止め、腰を動かす事に集中する。
柔らかくも俺をキツく繋ぎ止める部分からは、出入りする度に厭らしい音が漏れ出した。腰を深く打ち付ける度に子犬のような嬌声がハルカから上がる。それが更に行為を加熱させる燃料となった。
静かな危険区域、隣人は外出していて静かだ。ただしこの部屋だけは生命の営みで賑やかだ。
ベッドのスプリングが軋む音、男女の接合部分が動く度に音と粘液が漏れ、子宮を突かれたハルカが嬌声をあげ、俺は激しい運動と好きな女を自分の物にしている現状に興奮して呼吸を乱した。
興奮するほどに腰を、ハルカの腰へ打ち込む速さは増していき、何度も何度もイキまくるハルカ。とろとろの表情で口の端から唾液が垂れている。
「…はっ、きつく締め付けてくれんじゃ、ねぇの!イッちまいそうだ!」
目の前で喘ぐ女の側に着いた手を腰へ。
何度も潜り込む俺自身に押し寄せる快感。我慢の限界に近づいているんだろう、より大きく膨らんで我慢が解き放たれるその時を今か今かとハルカの中に出入りする。
こうなってしまったらもう止まらない。ハルカの腰を鷲掴み、何度も何度も乱暴に突き上げる。
次第に速さを増し、嬌声すらも出ないハルカは声にならない声で淫れていた。
互いの肌がぶつかり合う乾いた音が部屋に響き渡る。目の前の乳が体を揺する度に激しく揺れる。
激しくなれば成る程にベッドのスプリングがギシギシと壊れそうなくらいに軋んだ。
「グ、はぁっ…!さっきよりも、随分…気持ちよさそうじゃ、ねぇかよ!ハルカっ…!」
『ん、きもち、ひゃっあ…ん、ンっ!ああっ!ンンっ…あっ!』
俺の限界が近付く中、ビクビクと強く締め付けるハルカ。瞳を閉じ俺の背に爪を遠慮がちに立て、しがみついて喘ぎ声を漏らす。熱い吐息を胸に感じた。
ハルカの締め付ける律動が緩やかになる頃、俺はより深くハルカの最奥に数回突き、押し付けて今は彼女の中に注ぐ事は出来ない欲を放つ。