第7章 早朝の学校と担任からの呼び出し
「はぁ、ペーター…無理やり連れて来たでしょう?はい、スノウ…」
アリスがサンドイッチくれた!!
「ありがとう!!ペーターと違って大好き!!」
ペーターがなんだかんだ騒いでいると…
赤薔薇寮の男子生徒が来た…
なんでも…自治会の仕事を放ってこっちに来たらしい…
ペーターは渋々寮に戻って行く…
「ねえ、ペーターって…私やアリスには甘いよね…特にアリスに対して‥」
「そうよね…」
朝食を食べながら基礎クラスの教室に向かう…
多分自分たちが一番乗りだろう…
今日の話題はストームの事でいっぱいなんだろうな…
現に釘バットで素振りしている帽子屋寮の使用人が居るし…
「ねえ、スノウ…今日って何か行事があるの…?」
あ~アリスは新入生だから知らないんだよね…
「ごめん、アリスは新入生だから今夜の事は教えちゃいけないルールなんだ…」
「そう…」
アリス…ごめんね…
ルールは基本的に守らないと…
あっそうだ…
「アリスってさ…放課後用事ある?」
「無いけど…」
だったら好都合だ…
「放課後…さ、一緒に遊園地寮に行かない?ゴーランドに呼び出しくらっちゃって…」
「別に良いけど…」
ゴーランドの呼び出しは大抵あの事だからな…
本当は他寮の人間を巻き込むのは…って感じなんだけど…
素点にプラス点もらえるからいっか…
現代魔法史って苦手だから助かるんだよね…
色んな意味でアリスにも手伝って貰いたいし…
…
…
教室に入ると…
案の定誰も居なかった…
「やっぱり早すぎたか~」
自分の席に鞄を置くと…アクアを召喚した…
「いつみてもすごいわよね…」
「子供のドラゴンならいつだって呼び出せるわよ…大人のドラゴンとかになると時々しか召喚できないわね…意味なくして召喚すると厄介だし…」
実際にそう言う事で過去に大問題をたたき出してユリウスに怒られている生徒を見たことがあるからね…
「そうよね…と言う事は第1種かしら…」
「うん…第2種だと…あ、でも…今度ゴーランド先生が授業で取り上げるって言ってたよな…私は明日はやめに復讐がてら教えてもらう予定だけど…アリスも来る?」
召喚は難しい高位な魔法の一つだ…
「少し興味あるから…参加させてくれるかしら?」
アリスも興味津々だよね…
2人で話し込んでいると…ぞろぞろとクラスメイト達が入ってくる…
さあ、今日も一日が始まるぞ!!