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恋と友情と魔法と

第6章 健康診断と悪夢


起きてみるとまだ明け方だった…
「早く起きすぎちゃったな…」
アクアの方を見ると…まだ寝ている…
とりあえず支度をしてカフェテリアに向かう事にした…
廊下では今夜のストームの準備なのか…
釘バットやらなんやらを振り回している使用人の面々が見えた…
「今年もストームの時期が来たのね…」
「ご主人様はストームが嫌いなんですか?」
アクアが頭の上から腕の上に場所を移動する…
「もう、ご主人様はやめてって言っているでしょう?…別に嫌っていうわけでは無いんだけど…ブリーズが面倒なのよ…」
何でこんな行事が学園公認のイベントなのかが理解できないし…理解したくない…
アクアもその事を知っているのか、これ以上何も言わなかった…
というか言えなかった…
だって…カフェテリアの入り口に赤薔薇寮に居るはずのあいつが居た…
「「げっ…」」
声があまりにも大きかったのか…周りの人がジロジロと見ている…
ここに居るはずもない人…ペーター・ホワイトが近づいてくる…
アクアはペーターの事が苦手らしく…私の鞄の中に隠れた…
「会えてうれしいです!!スノウ…さあ行きましょう!」
ちょっ!!何で引っ張るの!!
ペーターは塔の入口へと引っ張っていく…
あ~私の朝ごはんがぁ~
まだ学校に行く時間じゃないのに…
仕方がないので入り口の方を見ると…
「ペーター!!」
アリスが走って来ていた…
「アリス!!スノウを連れてきましたよ!さあ、行きましょう!」
「私の朝ごはん…」
スノウのお腹が鳴り響いた…
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