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恋と友情と魔法と

第5章 うさ耳ユリウス


今日は…アリスと一緒にユリウスに書類を届けに作業室に来ていた…
「ユリウス!!居る?…ってあれ?」
「居ないわね…」
ここに居ると思ったんだけどな…
キョロキョロ見渡すと…アリスが何かを踏みそうになった…
見てみると…
「えっ…ユリウス?」
15㎝位の大きさに縮んでしまったユリウスが立っていた…
アクアと同じくらいの大きさの彼は…何かを喋っているが…聞こえない…
仕方なくアクアの上に乗って貰い…机の上まで連れて来た…
「それ…帽子屋寮のツインズが作ったやつでしょう?」
「そうだ…まさか私が狙いだったとは…」
あ~もしかして…
スノウはユキ兎姉さんがこの間の実験で作ったという大きくなったり小さくなったりする薬を思い出していた…
確か…ツインズにも試供品として少しあげていたっけ…
あれなら解除の魔法を使うか…少し時間が経てば元の大きさに戻るはずだ…
アリスはユリウスに解呪の魔法を使おうとしている…
多分大丈夫…って!!
ごめん…ユリウス…思い切り笑おうとしちゃった…
ツインズなかなかやるな…こんな発想に向かうとは(笑)
2人の視線に気が付いたのか…ユリウスは自分の頭を触る…
彼の顔が真っ青になる…
それもそのはずだ…今、彼の頭の上には…
黒いウサギ耳が生えている…
アイディアはツインズのだけど…材料は恐らく…ユキ兎姉さん経由で手に入れたな…
少し手を加えて解呪の魔法に反応するようにしたんだなきっと…
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