第6章 ハロウィンとクリスマス
起きてすぐに私とユキは談話室に向かった
もうロンとハリーはプレゼントを開け始めている
それぞれ挨拶をすると
「あれ?これ、ロンのお母さんから?」
「うん、そうだよ!でも、ハリーだけじゃなくて2人にもセーターを贈るなんて」
私とユキはそれぞれ開けると雪の結晶の模様のセーターの色違いがそれぞれ出て来た
手編みのセーターか…
ロンはうめいてるけど手編みっていいな
ハリーとロンとハーマイオニーとハグリッドからはそれぞれお菓子の詰め合わせで
どうやって送って来たかが謎だけどグレイからは黒リボンと櫛でナイトメアからは黒と緑のチェックのドレスだった
マクゴナガル先生からは上級生が使う変身術の教科書だった
ハリーが透明マントを手に入れた後、それぞれセーターに着替えて大広間に向かって行った
大広間の食事は驚く事ばかりだった
クラッカーの紐をそれぞれ引くとプレゼントやらなんやら様々なものが出て来た
私とユキは一日中浮かない顔をしているハリーの様子を窺いながら過ごしていた
「多分、透明マントの事だよね」
「そうだね~あれだけ送り主が分からなかったし」
それから数日後
「ハリー、あの鏡の事考えているんだろう?」
「あの鏡?」
朝食の席でロンがハリーに何か話しているのが聞こえた
思わず聞いてしまったけど
みぞの鏡なんて聞いた事が無い
2人の話を聞いている限り、望みを映す鏡だって言う事は何となくわかったけど
ハリーは夜な夜な両親に会いに鏡の所に行っているんだね
私とユキは嫌な予感をしつつもそうっとしておくことにした