第5章 最初の2週間
ネビルは結局、手首の骨が折れてしまったらしい。
逆にそれだけで済みそうなことに私は驚いてしまった…
で、フーチ先生が戻るまでの間私達は
「ねえ、ユキ~確か先生は待っている間は飛ぶなって言っていたよね?」
「うん、そのはず」
私とユキは上空を見上げながら話している
青い空に黒い点が2人分…しかも知っている2人
周りに居た生徒達はハラハラしながら上空に居る二人を見ている
私達二人はそんなに退学になりたいのかなと思っていると
「あっマルフォイが思い出し玉を投げた」
「あ~あのままだとマクゴナガル先生の部屋の窓を割るかもね」
「何で2人はこんなに冷静に見ていられるの?」
あ、ごめんハーマイオニー
「多分、ハリーが思い出し玉を追いかけたから大丈夫じゃないかな」
あの子は父親譲りのシーカーの才能があるみたいだし
「もし退学になったとしても、自業自得でしょ?」
私がハーマイオニーにそう言うと彼女は押し黙って事の成り行きを見守った