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イーグルアイを持つ彼への片思い?【黒子のバスケ】

第4章 合宿


練習後、ついにこの時がやってきた。

日向との作戦を実行しないと…。


日向との作戦っていうのは、俺がまゆかに日向が探してたって言って、その場所に行ったまゆかに日向が告白するというものだ。


実際、俺の役目はまゆかに日向が探してたって言うだけなんだけど、、

やばい、すっごい緊張する…。


日向のことだけど、これは俺にとっても大事なことだから。

もう少しでまゆか風呂あがってくると思うんだけど、


あ、来た!





緊張するけどちゃんと伝えないと…!

日向との約束だから!


伊月:「まゆかもう上がったのか?」

待ち伏せしていたんだけど、偶然出会ったかのように振舞った。

あくまでも自然に…。


まゆか:「うん! 俊くんも練習大変だったでしょう? 早くお風呂入ってゆっくり休んでね^ ^」

いつだって、優しい言葉をかけてくれる。

それは俺だけにじゃなくてみんなにもだけど。


でも、まゆかの誰にでも優しくできるところは凄いと思うしそんなまゆかが好きだった。


伊月:「そういや、まゆかって日向の事どう思う?」

そう聞いたのは、俺が気になったから。

日向が告白したら、まゆかはどうするんだろうってちょっと不安だった。


まゆか:「日向くん? いつもみんなを上手にまとめてて凄いと思う!」

急にこんなこと聞いておかしかったかなって思ったけど、まゆかは不審がらず答えてくれた。


やっぱ、日向のこと好きなのかな…。

日向がこれから告白するということもあって、今は無性にそう思えた。


まぁ作戦は決行しないとな。

それはもう自分で決めたことだから、今更迷ったりしない。


伊月:「そういや、日向が探してたぞ。」


まゆか:「そうなの? 今どこにいるんだろ…? 早く行った方がいいよね。」


伊月:「まだ体育館で練習してたよ。」


まゆか:「そうなの? 行ってくる! じゃあね!」

素直に頑張れとは応援出来ないけど、俺にできることは全部した。

あとは日向次第だ。


俺は複雑な気持ちで、体育館に向かうまゆかの姿を眺めていた。



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