第2章 好きなんだ…。
貴方side
朝練が終わり教室に入る。
私は、リコと俊くんと同じクラス。
カバンの用意を済ませて席に着く。
斜め前の席では、綺麗な女の子と俊くんが楽しそうに喋っている。
「あの2人お似合いだよなぁ、付き合っちゃえよ」なんて言ってる男子もいたりして。
……そう、、だよね。
俊君もあーゆー綺麗な子が好きなんだろうな。
私、ね、、本当は知ってるんだ。
あの子は俊くんのこと好きってこと。
私はまた、俊くんがあの子に見せてる笑顔を盗み見てた。
正確に言うと、斜め前の席だから見えちゃうんだけどw←
…俊くんの笑ってる声が好き。
私にもあの笑顔を見せてくれないかな。
何、考えてるんだろ…私。