第2章 好きなんだ…。
「お願いしま〜す」と言って体育館に入る。
静まり返っていた体育館には、俺の声だけが響いた。
…現在7時5分。
朝練まであと35分あるから、自主練でもするか‼︎
ダムダムダム…シュパーン。
ドキッ。
一瞬にして俺の心臓が高鳴った。
いや、シュートが決まったからじゃなくてw←
体育館の入り口にまゆかがいたから、、。
まだ、朝練まで時間あるのに。
余裕をもって登校したのかな。
それよりまゆか、今俺のこと見てた///
イーグルアイだから分かるんだけど…。
いや、まゆかの居場所と行動ぐらい、イーグルアイじゃなくても見えてるんだけどw←
いつの間にか、目で追っちゃうんだよな。
伊月:「おはよ〜まゆか、早いな〜」
まゆか:「そりゃ部活休みだったし、みんなのプ レー見れると思ったら楽しみで仕方ないよ」
まゆからしいな。
というか、理由可愛いすぎっ…//
でも、皆のプレーを見るのが楽しみなのか。
皆のプレー、、、が…。
なんか、高望みしてしまう自分が恥ずかしい。
まゆかはモテるんだから、俺のことなんて頭の隅にもないよな……。
それでも、俺の頭の中はまゆかのことで一杯なんだ。