第3章 熱
ってあれ?
思ってたのとずいぶん様子が違うじゃねぇか。
覚悟を決めて入ってきたってのに、。
なんでお前が寝てんだよ、伊月ぃ。
ということは、まゆかは寝てる伊月に好きだって言ったのか?
いや、それ自体俺の空耳だって可能性もない事はない。
あぁ、、
ごちゃごちゃ考えたって、わっかんねぇよ‼︎
まゆか:「日向くん、どうかした?」
その声で俺は我に返った。
まゆかに気づかれるほど変な顔してたのか?俺。
それじゃあてんで、いつも通りじゃないじゃんかよ。
日向:「あぁ、すまん。 伊月具合どうなのかなぁって。 もう部活終わったから呼びに来た。で、大丈夫なのか?」
まゆか:「えーっと、とりあえず熱測ったんだけど39.2℃もあって。 伝えに行こうかと思ったんだけど……。 えと、練習終わってからでもいいかなぁって思って。」
凄い早口だな。
まゆか、なんか焦ってるのか?
もしかして伊月と何かあったから…?
っといけね。
またボーッとしちまうとこだった。
まずは、伊月の心配だったな。
日向:「まゆか確か、伊月んち隣だったよな。もし 何かあったからいけねぇから、送ってってくれねぇか? 俺も行くし。」
まゆか:「うん、いいよ^ ^」
それにしても、39.2℃もあってよく部活してたなw
どれだけバスケ好きなんだよ。
でも、あんま無理すんなよ…。
それに、キャプテンにぐらい相談しろってんだダァホ!