第2章 好きなんだ…。
まゆか:「俊くんってさ、、」
『…好きな人とかいるの?』
伊月:「えぇ!?」
思わず驚いてしまった俺を、まゆかは不思議そうに見つめている。
伊月:「…いるよ。 まゆかは?」
まゆか:「いるよっ。//」
伊月:「そうなんだw」
冷静でいようとして、素っ気ない返事しちゃったけど頭ん中は 《まゆかの好きな人って誰だろう》てことで一杯だった。
こーゆーのって、みんな知りたくなるんだろうな。
それは、まゆかも例外じゃ無いみたいで。
まゆか:「ねぇ、その、好きな人ってだれ⁇」
やっぱ聞いてきたw
まゆかって、すごく鈍感だよなぁ。
俺が好きなのは、まゆかなんだよ?
でも、そんなこと
、、、絶対に言えない。
だから、ごめんな?
伊月:「ヒミツーww そう言うまゆかは誰なんだよ〜?」
まゆか:「ひみつっ。 言えるわけないでしょ//」
ノリで聞いてみたけど、やっぱ教えてくれるわけないか。
でも、それでよかったのかな。
“日向” なんて言われたら、気が気でいられないし。
そうこうしているうちに、家の前についてしまった。
まゆか:「今度またどっか行こうよ! また一緒に帰ろっ♪」
伊月:「おぅ。 了解^ ^」
そう言って別れた。
それにしても、なんで急に好きな人聞いてきたんだろう。
もしかしたら、、、
いや、それは無いか。
そうは思っていても、少し期待してしまう自分がいた。