第2章 好きなんだ…。
伊月:「おまたせ。」
会計を済ませ席に着く。
⁇?:「お疲れ様です。」
急に聞き覚えのある声がした。
伊月:「く、黒子!? だから急に出てくんなってかいつから居たんだ?」
黒子:「最初からここに居ました。 好きなんです、ここのバニラシェイク。 伊月先輩こそ、2人でデートですか?」
黒子さ、俺がまゆかのこと好きって知っててわざと言ってるよな。
さっき、俺のこと応援してくれるって言っていたけど、以外と黒かったりするのか?
まぁ、それはともかく、今はまゆかにバレ無いようにするのが先だ。
伊月:「違うって。 久しぶりに食べに来ただけ。デートじゃねーよ…。」
黒子は
「そうですか」
と、以外とあっさり食い下がったのだが、俺が気になったのはまゆかの方で。
俺だって、2人で居るんだからデートじゃないなんて思っていない。
むしろ、そう考えるのが普通なんだろう。
だから、何も踏み出せない自分が、昔から何も変わってないようで虚しくて悔しなって、、、
それなのに、、、
なんで、
、、何でまゆかが悲しそうな顔してんだよ。