第2章 好きなんだ…。
伊月:「ごめん。遅くなった。」
まゆか:「全然だいじょ〜ぶ! 急に誘ったの私だし//」
伊月:「あ、時間あるんだったら、久しぶりにマジバでも行かない⁇」
まゆか:「え!? いいの…?」
そう言って目を輝かせるまゆか。
ー、、あぁ、だめだ可愛い。///
そういう一つ一つの表情も全部好きなんだよなぁ。
伊月:「決まりだなっ。 じゃ、いくか!」
まゆか:「…うんっ。」
………と、いうことで、俺たちは今マジバに向かって歩いている。
公園にいるカップルを見て俺はふと思った。
〜周りの人には俺とまゆか、付き合ってるように見えてるんじゃないか?〜
手を繋いだりしているわけでは無いけど、そう思うと少し嬉しかった。
でも、悔しいと感じる自分もいた。
まゆかとは、小さい時からずっと一緒で、俺にとってそれが当たり前になっていた。
いや、今の俺にとってもそれが当たり前の事で。
だから、その関係を壊すのが怖くて、告白出来ずにいた。
まゆかに嫌われるのが怖かった。
まゆかのそばで笑っていられたら、それでいいと思っていた。
…でも、本当はちがう。
そうやって逃げて来ただけなんだ…。
でも、今は本当の気持ちに気づいてしまった。
いや、気づかされたと言った方が正しいのかもしれない。
ー…どちらししろ、これ以上自分を騙すことは出来ない。
〜俺、まゆかを取られたくないんだ…。
もしかしたら、この想いが叶うことは無いのかもしれない。
それでも、いいんだ。
どうしてもこの想いだけは忘れられそうにないからー、、。