第2章 好きなんだ…。
伊月side
ハードな練習メニューをこなし、俺たちはみんなヘトヘトだった。
でも、まゆかを見てたら元気が湧いてくる。
そう思ってるのは俺だけじゃないみたいで。
まゆか:「日向くーん。練習おつかれっ。タオルどーぞ!」
日向:「おぅ。サンキュ///」
日向、完全に照れてるし。
正直、さっきまでクラッチタイム入ってたのを信じる方が難しい。
日向:「まゆかは、ほんとよく働くなぁ。 体調崩さないように、家帰ったらしっかり休めよ?」
そう言って、まゆかの髪をくしゃくしゃ撫でている。
ちょ。。。
なんでそんな優しい言葉がかけれるんだよ。
てか、距離近すぎ、。
まゆか:「日向くんも自主練ほどほどにねっ。 日向くんの体もだけど、戦国武将のフィギアがボロボロになっちゃうよ?w」
冗談を言うまゆかは本当に楽しそうで…。
可愛らしかった。
でも、日向と喋っている姿を見ていると、心が締め付けられる。
だから今は、目を逸らすことしか出来なかった。