第2章 好きなんだ…。
黒子くんに相談してから、少し前向きになれた。
今は俊くんと顔を合わせても大丈夫だと思う。
さっきのこと、ちゃんと謝らないと。
そんな事を考えながら教室に戻る。
ガラッ。
ドアを開けた瞬間、
リコ:「まゆか〜、さっきはごめん!」
リコが飛びついてきた。
リコ:「泣かせるつもりは全然なかったんだけど…。 でも、だから分かっちゃった(=゚ω゚)ノ」
『、、まゆかって、伊月くんのこと好きでしょ⁇』
え、どうしよ、バレてる。
でも、あんな反応したらバレるのも当たり前かw
そう思った矢先、
まゆか:「え、えぇーーーー!?!?」
って、またオーバーに反応しちゃったし。
教室にいる皆が、一瞬私のこと見てきたから、どれだけ大きな声を出したのかが実感できて余計恥ずかしい。
リコ:「で、どうなのよ⁇ まぁ、聞かなくてもわかってるけどw」
でも、リコの方は話を辞めるつもりは全く無いようで。
まゆか:「しゅ、俊くんは優しいしカッコいいから、、。 …好き、だよっ?//」
リコは私の親友だから、何も隠さず本当の気持ちを伝えた。
リコ:「照れているまゆか…。可愛すぎっ。」
リコ:「あ、伊月くんがあの子のこと好きっての、私の作り話だから。 全部うそ。」
まゆか:「え…? 嘘だったの?」
リコ:「だってまゆか、授業中伊月くんのことばっか見つめてるし、喋りかけても上の空だったから…、もしかしたらと思って、」
リコ:「普通に聞いても違うって言われるだろうから、ね⁇ 嘘ついちゃった!」
と、イタズラっぽく笑う。
私、そんなに俊くんのこと見てたのかな///
それより、俊くんの好きな人まだ分からないってこと…?
帰り道、好きな人聞けたらいいなぁ、なんて。
…どこか期待しちゃうじゃん。
少し恥ずかしいけど、一緒に帰ろって誘ってみようかな。