第2章 好きなんだ…。
ーー10分後。
私は今、屋上で黒子くんと弁当を食べている。
黒子くんはこの場所が好きで、よくここで弁当を食べているらしい。
確かに風通しが良く、太陽がポカポカしていて気持ちいい。
でも、なかなか話し始めることができなかった。
今まで誰にも話したこと無かったしw←
黒子:「で、悩んでる事ってなんですか⁇」
私が話し始めることが出来ないのを察したのか、黒子くんが気を効かせてくれましたw
じゃあ、話しますか‼︎
まゆか:「私ね、俊くんことが、、…。」
今までのことを全部話した。
なんだか、自分の言っている事が急に恥ずかしくなって顔が熱くなる。
黒子くんはそんな話を真剣に聞いてくれた。
話終わると、
「そうですか…。」
とため息をついてうつむいてしまったが、すぐにこっちを向いて微笑んだ。
黒子:「好きになるくらい、自分の勝手じゃないですか。好意を持たれて嫌な人なんて居ませんし、それに……、」
黒子:「伊月先輩は、まゆかさんのこと嫌いじゃ無いと思います。」
黒子くんにそう言われて、何だかちょっと嬉しかった。
そうだよね‼︎
好きでいることぐらい私の勝手だもん。
だからもう迷わない。
この恋が叶わなかったとしても、私はずっと俊くんの事が好き。