第1章 従兄、お兄ちゃんに見つかる!
トド松.
「あっ もうーあつしくん!何で!捕まえててくれないのさぁ~」っとトド松は、自分も急いで靴を履き、純子の後を追うのだった。
『ハァハァーあの後ろ姿は、じゅんちゃんだ。』
「まっ 待って!?じゅんちゃん!」
「えぇ~ 待たない~!」っと叫びながら逃げる純子。
「聞きたい事、山ほどあるから~ 聞かせて貰うからね。」っとトド松は、言った。
純子
『何で!あんなに余裕があるの?、トド松お兄ちゃんは?』
ハァーハァーここまで来れば~っと純子は、路地裏に隠れた。
息を、整えていた時、ビルの影から現れたのは、
「あぁ~見付けたよ。 じゅんちゃん!」っとトド松に、見付かる。
「う、わぁ~ごめんなさい!」っと言いながら後退りをする。
「何で?逃げたりするの~!」っとトド松が、いつもの怒り方で、純子を怒ると、ポロポロっと彼女の目とから涙がこぼれ堕ちる。
「えっ ど、どうしたの? ご、ごめん。 そんなに、キツく怒った訳じゃないんだけど?」っとトド松は、ポロポロっと泣く純子に、歩み寄る。
「ち、違うの! 私、何だか懐かしくて、嬉しくて、」っと言いながら涙を、拭きながら答える。
そんな純子を、そっと抱き締めるトド松。
抱き締められながら、純子は、安心感に包まれていくのを感じていた。
「もうー落ち着いた。」っと言いながらトド松は、純子の頭を撫でる。
こくこくっと頷きながらもまだ、トド松の腕の中で顔を埋めていた。
「う、ごめんね。 トド松お兄ちゃん、グスっ ん
私、独りで頑張らなきゃって、ずっと思っててお兄ちゃん違に迷惑掛けないようにって思っていたの、」っとポツポツっと話していく純子だった。
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